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【キャンディーズ解散宣言】懐かしの1曲・思い出の名曲回想

2016/09/17

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    もこ
    「キャンディーズ」って、古いアイドルだけど、今見てもイイよね
    「春一番」や「微笑がえし」とか好きだし、出演したバラエティも面白かったなー
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    あんみつ
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    そら
    それじゃあ、ここで彼女たちについて、一通りまとめてみようよ
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    おもち
    彼女たちは解散から長い月日がたっているんだけど、ベスト盤などのCD・DVDなどがいまだに発売され完売するほどの人気があるんだよ
    まだ日本のアイドル黎明期であったこともあり、彼女たちはさまざまな実験的試みを成功させたため、現代のグループ系アイドルの源流として位置づけられていくんだ
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    ちょこ
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    メル
    日本人が初めて体験するアイドルの時代は、当事者である彼女たちだけでなく、日本の芸能界もとってもまた手探りの時代だったと言えるんだね
    「古き良き時代」だったと言えるかもしれないね
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    ハナ
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    ラテ
    1970年代は日本のアイドルの黎明期で、大雑把に言えば「天地真理」「南沙織」「小柳ルミ子」などに始まり、「花の中三トリオ(森昌子・桜田淳子・山口百恵)」「キャンディーズ」「ピンク・レディー」などを経て「山口百恵」の引退で終わりを迎えるんだよ
    ここでは、そんな時代を振り返ってみることにしましょうか
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    もこ
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    マロン
    結成から下積み時代を経て、ヒットを連発し始めたころ、彼女たちはナチュラルに前代未聞のことをやってしまい、なおかつ最終的にはそれを大成功に導きます
    この記事では、1970年代中期という時代を代表するアイドルとなった彼女たちに興味がある方のために、結成からお茶の間の人気者になるまで、そして、突然の解散宣言から解散後までを時代を追ってお話していきましょう
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    チョコ
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    もも
    この記事を読むことで、彼女たちが活躍した時代を偲ぶことができ、1970年代をいろどった「アイドル」「ミュージシャン」たちや、その時代の「歌謡曲」「流行歌」などにさらなる興味を持つことができるかもしれませんよ

    この記事を読んでほしい人

    • このアーティストについて興味があって知りたい人
    • 彼女たちにはどんな「エピソード」があるのか気になる人
    • 「1970年代アイドル」が好みの人
    • 彼女たちの全シングルを聞きたい人
    • 「懐メロ」や「1970年代ヒット曲」が大好きな人
    懐かしいあの歌を聴いてみよう gifbanner?sid=3309940&pid=885797206【レコチョク】 track?id=17961&type=classic&u=d5c82cd8 2e50 40ed b911 2265e0739313 公式サイトはこちら

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    70年代中期における代表的アイドル

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    そら
    レコードデビューは1973年(昭和48年)であり、伊藤蘭(「ラン」デビュー時18歳、解散時23歳)、田中好子(「スー」デビュー時17歳、解散時22歳)、藤村美樹(「ミキ」デビュー時17歳、解散時22歳)がメンバーなんだよ
    3人とも仲がよく、解散までメンバーチェンジなどはしていません
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    とろ
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    抹茶
    70年代のアイドル・グループとしては、社会現象を巻き起こし「怪物」とまで呼ばれた「ピンク・レディー」とともに、最も成功したと言ってもいいのではないでしょうか
    「キャンディーズ」という成功体験は、その後のアイドルの展開にも重大な影響を持ち、日本の芸能界にとっても貴重な宝となったと言えそうですね
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    いくら

    ■デビュー

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    キウイ
    グループの名前は、 デビュー前の1972年(昭和47年)4月に、NHKの新番組「歌謡グランドショー」のマスコットガールとして3人揃って抜擢されたときに生まれたらしいよ
    その番組のプロデューサーから「食べてしまいたいほどかわいい女の子たち」という意味で名付けられたんだって
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    ぷりん

    【デビュー前の映像】⇒

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    ひなた
    デビューからしばらくはヒット曲はなかったんだけど、1975年(昭和50年)に発売した5枚目のシングル「年下の男の子」で初のオリコンベストテン入りを果たすんだよ
    それ以降、「ハートのエースが出てこない」「春一番」「暑中お見舞い申し上げます」などのヒットを立て続けにとばし、70年代中期を代表するアイドルとなったんだ
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    くるみ
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    ベル
    また、「年下の男の子」の頃からファンも激増し、日本で初めて全国組織型ファンクラブ(「全国キャンディーズ連盟」いわゆる「全キャン連」)を持ったアイドルとしても名が知られていますね

    【年下の男の子】⇒

    【全キャン連】⇒

    ■「アイドルの時代」の始まり

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    りん
    現代的な意味でのアイドルの成立は1971年の「天地真理」や「小柳ルミ子」「南沙織」などのデビューのときとされているんだよ
    特に、天地真理の人気はすさまじく、テレビで天地真理の顔を見ない日はなかったし、街中で歌がながれて、レコードや関連グッズも飛ぶように売れたんだって
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    みるく
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    ひめ
    当時、子供たちはこぞって、「真理ちゃんグッズ」を買い求めていたそうだよ
    そんな「アイドルの時代」の幕が、切って落とされたんだね
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    チョコ

    ■女性アイドル・グループの源流

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    茶々
    彼女たちは、それらの女性アイドルのあり方や流れを「女性グループアイドル」という枠に押し広げたという言い方ができるかもしれませんね
    たくさんの音源や映像が日本中にながされ、数多くの関連グッズが大人気になったからね
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    ハナ
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    さくら
    いまではお宝とされたり、プレミアが付くものもあるんだよ
    こうして、現在の「女性グループアイドル」のあり方や手法にも通ずる、系譜の「原点」に位置することになっていくんだよ
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    チャコ

    【ハートのエースが出てこない】⇒

    誰がセンターをとっても歌えた!

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    あずき
    彼女たち3人は、誰がセンターをとっても歌うことができたんだよ
    デビューからしばらくは「スー」がセンターであり、「年下の男の子」以降は「ラン」がセンターをとることが大半になるんだ
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    ナナ
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    みかん
    「ミキ」がセンターの曲は1曲しかないんだけど、彼女がセンターをつとめた「わな」は、「オリコン」で「週間3位」「1978年度年間30位」の大ヒットとなったんだって

    【わな】⇒

    ■グループで歌う意味を変えた?

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    マロン
    事実上のラストシングルである「微笑がえし」では、センターを3人が交互にとることを「振付」におり込んで歌っているんだよ
    歌の最中にボーカルが入れ替わるのは、それまで見たこともなかったと思うよ
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    うに
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    ココア
    今では「モーニング娘系」や「AKB系」「坂道系」など、そういうことをするアイドル・グループも普通にありますが、彼女たち以前はメインボーカルが固定されているのが不文律であり絶対であるとされた時代でもありましたね
    例えば「ザ・ピーナッツ」などがいい例なんだけど、コーラスのように複数で同時に歌うことはあっても、メインボーカルがころころ入れ替わるというグループ歌手はいなかったよね
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    モカ
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    ジジ
    のちに「おニャン子クラブ」などに受け継がれ、「モーニング娘。」や「AKB48」「欅坂46」などに至る、「誰がセンターをとるか」というグループアイドルの重要な要素の1つは、彼女たちに源流があると言えそうだね

    ■現代のアイドルグループへ

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    チョビ
    また、「ラン」が赤色、「スー」が青色、「ミキ」が黄色とイメージカラーが決まっていたんだよ
    このイメージカラーを決めてそれを常時身に着けることで、ともすればグループの中に埋没してしまうのをうまく避ける工夫をしたのも、彼女たちが最初だよね
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    プチ
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    きなこ
    もう1つ言えば、「伊藤蘭」「田中好子」「藤村美樹」ではなく、「ラン」「スー」「ミキ」と、覚えやすく呼びやすいニックネームを公式プロフィールに使用したアイドルも彼女たちがパイオニアと言え、これ以後のアイドルグル-プはそれが標準になっていくんだ
    このあたりは、例えば、ずっと後のグループアイドル「ももいろクローバーZ」などが顕著に受け継いでいるよね
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    さんた
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    ココ
    ラストコンサートの始まりのときに、「ラン」「スー」「ミキ」がそれぞれ短いコメントを添えて自己紹介をし、「3人合わせて、キャンディ-ズですっ!」と言ってポーズをとっていますが、「ももクロ」が全く同じことをしてるよ
    彼女たちの残したものは、現在のアイドルたちにもしっかり受け継がれているみたいだね
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    むぎ

    【春一番】⇒

    「ラン派」「スー派」「ミキ派」?

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    もも
    「キャンディーズ」は、異なる個性を持つ3人がそれぞれ魅力を引き出しあい、見ているものを飽きさせなかったよね
    当時の、小学校では「ラン派」「スー派」「ミキ派」に分かれ、誰が一番いいのかということが話題にのぼったりしていたらしいよ
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    ルナ

    ■3人の内1人でも好きならファン

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    こむぎ
    「ランちゃん」は一番幅広く人気があったけど、「少し大人びた人たち」からの支持が多かったみたい
    「スーちゃん」は「子供たち」からの人気が絶大であり、「ミキちゃん」は「少し個性派の人たち」から好まれていたようですね
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    あんみつ
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    とろ
    大人っぽい美人のおねえさんであった「ラン」、マイペースでおっとりした親しみやすさを持つ「スー」、知的で繊細な印象ながらも元気いっぱいの「ミキ」という3人の個性の混ざり具合が絶妙で、それが彼女たちを幅広い層の人たちに受け入れさせた理由だったんだよ
    そのため、どんな人でも「好み」が「ラン」「スー」「ミキ」のタイプのどれかに当てはまることになり、3人がそれぞれ獲得したファンが合わさって、グループのファンのかたまりに加わり、それがグループ全体の人気をさらに押し上げていたんだって
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    ぽんず
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    ララ
    つまり、ファンが入れる「入口」がグループ全体からの「入口」のほかに、「ラン」「スー」「ミキ」という個々のメンバーからの「入口」もあり、それだけ「入口の数」や「間口」が広がってファンが入りこみやすくなっていたということです
    のちに、ファンが望む「好み」が細分化され、より意識してシステム化されていったのが、「おニャン子クラブ」「モーニング娘。」「AKB48」「欅坂46」などのアイドルの流れであったとも言えます
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    ハル

    【なつかしいCM】⇒

    ■「推しメン」の原点に!

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    レモン
    イメージカラーやニックネームなどで、子供でも分かるように3人の区別をしやすくしたことも、グループとしてのまとまりと同時に、個性を可視化するのに役立っていたよね
    これは、単にテレビやコンサートで3人を区別しやすくするだけでなく、私は3人のうちでこのコがいいという議論をしやすくする素地を作り出したと言えるんだよ
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    ひな
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    おはぎ
    この「誰が一番いいのか」をファン同士が語り合い、グループとして応援しながらも、自分の好きな人を押していくというスタイルは、その後「おニャン子系」「モーニング娘。系」「AKB系」「坂道系」などアイドルなどが顕著に取り入れて、有名になっているね
    しかし実は、グループアイドルとして重要なその要素も、彼女たちが「もとネタ」になっていると言えそうだよ
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    ゆず
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    ルル
    もし彼女たちがいなければ、その後のアイドルたちの展開や「ありよう」は、今とは違ったものになっていたかもしれませんね

    お茶の間で大人気に!

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    あんず
    彼女たちはバラエティ番組にも積極的に出演し、大勢のコメディアンたちの向こうを張って渡り合い、お茶の間の心をわしづかみにしたんだよ
    彼女たちが出演していた「8時だョ!全員集合」や「みごろ!たべごろ!笑いごろ!」などは、当時の小学生たちの大好きな番組で、毎回テレビにかじりついて見ていたらしいよ
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    もなか
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    メイ
    「電線音頭」は、面白かったよね~

    【みごろ!たべごろ!笑いごろ!】⇒

    ■バラエティの素質ありすぎ!

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    あんこ
    バラエティの素質は3人とも相当あったようで、のちに「ドリフターズ」や「伊東四朗」などは、それぞれインタビューの中で彼女たちを絶賛しているんだ
    当時のアイドルはどちらかと言えばお人形のようなもので、ただニコニコしているだけだったり、「やだぁー」とか言って恥ずかしそうにしているだけの人たちが多かったそうだよ
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    ミイ
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    ミント
    ましてや、「ドリフターズ」などの一流コメディアンと同じレベルで、積極的にお笑いにからんで、笑いをとりにくるようなアイドルは皆無だったんだって
    彼女たちが出演したコントは、「YouTube」などで今も見られるけど、今見てもけっこうオモシロイよね
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    ミミ

    【ドリフ大爆笑】⇒

    ■バラドルとしてもパイオニア的

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    すず
    現在では、バラエティに積極的なアイドルもたくさんいるけど、この点から見ても、彼女たちがパイオニアだったと言えそうだね
    80年代に入ると、お笑いにアイドルが積極的にからんでいくようになるけど、彼女たちがいなければ、その流れも変わっていたかもしれないね
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    あずき
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    たま
    歌だけを歌っていたのではないというところも、いまだに多くの人に魅力的に感じられている理由なんだろうね

    【8時だョ!全員集合】⇒

    他ジャンルのアーティストとの交流

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    クロ
    大ヒットした「やさしい悪魔」や「アン・ドゥ・トロワ」を作曲したのは、「吉田拓郎」でした
    「吉田拓郎」は、「ニューミュージック系」のパイオニア的なミュージシャンで、彼がいなければ現在の「J‐POP」は違ったものになっていたとも言われる人なんだよ
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    モカ
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    おもち
    ニューミュージックは、1980年代に入ると全盛を迎えますが、簡単に言えば「フォークソング」と「ロック」の融合したもので、さらに「ニューミュージック」と「歌謡曲」が融合して現在の「J‐POP」に至るんだ
    彼女たちは、既に成功している他のジャンルの現役ミュージシャンやシンガーソングライターに曲を書いてもらってヒットさせた、1970年代の大きな成功例の1つとなったそうだよ
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    とろ
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    もも
    「山口百恵」が「横須賀ストーリー」の大ヒットで「歌謡ロック」をものにしたように、じつは結構むずかしいと言われる「楽曲」や「イメージ」の幅を広げることに成功しているんだね

    【アン・ドゥ・トロワ】⇒

    【やさしい悪魔】⇒

    解散宣言が与えた衝撃!

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    いくら
    1975年2月21日リリースの「年下の男の子」以来、順調に「ヒット」を重ねて、人気絶頂になりつつあった1977年の夏に、彼女たちは、突然「解散を宣言」するんだよ
    突然の「解散宣言」は、彼女たち3人にとって、思いもよらぬ方向へ転がっていったんだ
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    キウイ
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    ぷりん
    この無作為の作為が、結果的に大成功したことによって、彼女たちは「昔人気があった人たち」で終わらずに、現代まで人々の記憶に残る「伝説的なアイドル・グループ」になったんだ
    「解散宣言」は、まさにその瞬間であったと言えそうだね
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    ひなた
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    抹茶
    言い換えれば、現在見られるようになった「主張するアイドル」の走りであり、そこにつながる源流とも考えられるでしょう

    ■突然の解散宣言

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    とろ
    7月17日の日比谷野外音楽堂のコンサートのエンディングで、前触れもなく大変な事件が起こったんだ
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    とろ
    突然3人は涙を流しながら、「私たち、皆さんに、謝らなければならない事があります!」(ラン)、「ごめんなさい!」(ミキ)、「許してください!」(スー)と、それぞれがファンに対して涙ながらに謝罪し、それから「私たち、今度の9月で解散します」と宣言したため、会場内は騒然となったんだって
    この「解散宣言」は、レコード会社にも事務所にも、どこにも相談などはされておらず、彼女たち3人のまったくの独断で発表されたそうだよ
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    マロン
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    ラテ
    この当時は、アイドルは、ある意味でレコード会社の人形的な存在であり、無断で「解散宣言」などをするのはありえませんでしたが、彼女たちはそれをあっさりとやってのけました
    別に狙ってやったわけではなく、素直な気持ちだったんだろうね
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    ココ

    【解散宣言】⇒

    【暑中お見舞い申し上げます】⇒

    ■解散宣言のワケ

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    ひめ
    当時、彼女たちの人気は「のぼり調子」で、スケジュールも過密になってきており、精神的にも肉体的にもだんだん追い詰められてきていたらしいよ
    また、彼女たち自身が結成当初から「3年間は個人を捨てて、キャンディーズに賭けよう!がむしゃらにやろう!」と決めていたと言われており、デビューから3年たったとき「ファンのためにもう1年がんばろう」と思い、解散を先に延ばしたという経緯があったみたい
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    りん
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    茶々
    彼女たちの曲を多く手掛けた穂口雄右が、のちに証言したところでは、結成してまだ間がないころから、3人はレッスンの場で「一番いい時に解散しようね」と誓いあっていたそうだよ
    そうしたことを考え合わせると、「ラン」「スー」「ミキ」が「解散」という結論に行き着くのは、「突然」ではなく、ごく自然なことだったのかもしれませんね
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    ジジ
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    ココア
    1973年(昭和48年)9月「あなたに夢中」でレコードデビューしてから、もうすぐ4年目を迎えようという時期の「解散宣言」でした
    3人は、「解散宣言」をしたときには9月末限りで解散するという意思を固めていたけど、事前に所属事務所の正式な了解を得ずに、独断で解散を発表したということもあり、事務所の説得に応じて、解散は半年間だけ先送りされることになったそうだよ
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    うに

    【哀愁のシンフォニー】⇒

    ■解散宣言でさらに人気者に!

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    みかん
    この電撃的な「解散宣言」から、彼女たちの人気は全国的に沸騰し、さらに急上昇するんだよ
    この「解散宣言」のときにランが絶叫した「普通の女の子に戻りたい!」というセリフは、当時流行語になったんだよね
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    もも
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    とろ
    この時代以後は主張するアイドルはたくさん例がありますが、そのさきがけとなり、成功例にもなったのは彼女たちであると言えそうだね
    それからしばらくした1980年の3月に、「山口百恵」もまた、人気絶頂のなか「結婚」と「引退」を発表しています
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    こむぎ

    【夏が来た!】⇒

    ファンと一体で作り上げた花道!

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    そら
    彼女たちは「解散を宣言」することによって、さらにその人気を盛り上げたと言えますが、このような解散の仕方をしたアイドルグループはこれ以前にはなく、これ以後もないのではないでしょうか

    ■事実上のラストシングルで初1位

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    ひな
    彼女たちは、それまで発表したシングルが1位を獲得したことが一度もなかったので、ファンや関係するスタッフが解散までには1位を獲得させたいと、必死の後押しをしたんだって
    ファンやスタッフの寝食をわすれたサポートの甲斐あって、ラストシングル「微笑がえし」は、初めての1位を獲得しているんだよ
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    ルル
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    あんず
    まさに一丸となって勝ち得た貴重な1位でしたね
    そして、その勢いのままに、伝説の「解散コンサート」を迎えるんだよ
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    レモン

    【微笑みがえし】⇒

    ■伝説の解散コンサート

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    あんこ
    1978年(昭和53年)4月4日、当時は空前の観客数であった5万5千人を後楽園球場に集め、お別れコンサートとしては「ザ・ピーナッツ さよなら公演」以来2例目となる、「ファイナルカーニバル」が行われたんだ
    後楽園球場でコンサートを開いたのは、女性の歌手グループでは、彼女たちが最初なんだって
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    ミイ
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    ミント
    このコンサートは4月7日にTBS系列で全国にテレビ放映され、関東地区で平均視聴率32.3%という、単独のアーティストによる音楽番組としては歴代1位の高視聴率を獲得したらしいよ
    コンサートの最後にランがファンに向かって言った「本当に私たちは幸せでした!」という印象的な言葉も有名になりましたよね
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    メイ
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    すず
    結成当初の頃より、彼女たち3人が望んでいた「最高の状態で解散する」という「念願」が、かなった瞬間でもありました

    【解散コンサート】⇒

    ■キャンディーズとは何だったか

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    あずき
    こうして、キャンディ-ズは結成から6年、デビューから数えると、わずか4年半の活動に幕を引きました
    「キャンディーズ」とは、もちろん本来は「ラン」「スー」「ミキ」の3人で構成する、「グループアイドルの名前」にすぎません
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    クロ
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    たま
    だけど、これに3人を支えたスタッフや全国のファンが一体となった、「大きなムーブメント」そのものだったという言い方もされているみたいだよ

    普通の女の子にはもどれなかった?

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    とろ
    そうまでして、引退した3人でしたが、しばらくして3人とも別々に芸能界に復帰しています
    しかし、「復活」を求める声は絶えずありましたが、どんなに水を向けられても、3人は決して再結成だけはしませんでしたね
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    もも
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    チョコ
    そのことは、大事なものを示唆しているかもしれません
    同時代に活躍して、なにかとよく比較された「ピンク・レディー」とは、対照的な軌跡をたどることになったよね
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    ココ

    ■ランの場合

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    ラテ
    「ラン」は、1980年(昭和55年)に復帰し、俳優・歌手の水谷豊と、1989年(平成元年)に結婚しました

    【伊藤蘭 復帰会見】⇒

    【伊藤蘭 結婚】⇒

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    メル
    解散以後は、歌の道には進まず、女優として成功をおさめ、「テレビ」「映画」「Webドラマ」「CM」「ラジオ」「ナレーション」などで、幅広く活動していましたよね

    【男はつらいよ 寅次郎かもめ歌 伊藤蘭】⇒

    【火曜サスペンス劇場 伊藤蘭】⇒

    【土曜ワイド劇場 伊藤蘭】⇒

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    とろ
    復帰会見ではレポーターに大分いじめられてましたね
    承知の上で復帰したんだろうけど、ちょっとかわいそうだったよね
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    ぷりん
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    もこ
    その後は、順調に「女優」としての実績を重ねています

    【木曜ドラマ DOCTORS~最強の名医~ 伊藤蘭】⇒

    【伊藤蘭のCM】⇒

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    いくら
    女優として芸能界復帰したものの、長い間、歌手に戻らなかったのは、一種の「ケジメの気持ち」があったのかもしれませんね
    2013年(平成25年)8月公開の妹尾河童の長編小説「少年H」の映画版で、夫の水谷豊とテレビドラマ「事件記者チャボ!」以来28年ぶりに共演し、夫婦役を演じて話題になりました
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    抹茶

    【少年H 伊藤蘭】⇒

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    ひなた
    この映画は、第35回モスクワ国際映画祭のGALA(ガーラ)部門で、特別作品賞を受賞しました
    「女優」として大活躍した「スーちゃん」に負けない「売れっ子女優」「名女優」となったと言えそうですね
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    おもち
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    そら
    一人娘の「趣里(しゅり)」も、「女優」となりました
    2011年、オーディションに合格し『3年B組金八先生ファイナル~「最後の贈る言葉」4時間SP』(TBSテレビ)で「女優デビュー」しています
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    ハナ
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    メル
    「自分のことはすべて自分で決めなさい」という両親の教育方針もあり、自ら進んで多くの舞台や映画、テレビドラマに出演して経験を重ね、2012年から2016年まで舞台作品を中心に活動した後に、映画、テレビドラマなどの映像作品にも力を入れていますね
    2016年にはNHK連続テレビ小説『とと姉ちゃん』への出演で注目を集め、2017年4月期のテレビドラマ『リバース』(TBSテレビ)でも熱演しましたね
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    ちょこ
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    いくら
    2017年11月には『過ちスクランブル』で連続ドラマに初主演し、2018年4月期の『ブラックペアン』(TBSテレビ)でもクールな看護師役で存在感を発揮したんだよ
    2018年、映画『生きてるだけで、愛。』で主演を務め、第33回高崎映画祭最優秀主演女優賞、第42回日本アカデミー賞新人俳優賞、おおさかシネマフェスティバル2019主演女優賞を受賞したんだよ
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    キウイ
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    ラテ
    2023年後期放送の、連続テレビ小説『ブギウギ』で2471人が応募したオーディションで選出され、ヒロイン「花田鈴子」役を好演し、話題になっています
    地道な努力を重ねて着々と実力をつけ、母の「伊藤蘭」や、父の「水谷豊」に負けない俳優に成長しましたよね
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    おもち
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    りん
    「伊藤蘭」は、2019年(令和元年)5月29日、ソロデビューアルバム「My Bouquet」を発表し、解散以来41年ぶりの歌手活動を再開しました

    【My Bouquet/伊藤蘭】⇒

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    みるく
    64歳でのソロデビューとなりましたが、あの「ランちゃん」が音楽シーンに帰ってきたのは喜ばしい限りだよね
    肩のチカラがほどよく抜けて、こだわりが取れたのかもしれませんね
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    茶々
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    ナナ
    2019年(令和元年)6月11日には、解散の地である、「東京ドームシティホール」でソロコンサートをしているよ
    2023年12月の『第74回NHK紅白歌合戦』には、ソロ歌手として初出場し、かつての時代を含めて、46年ぶり4回目の出場を果たしました
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    ハナ

    【伊藤蘭ソロコンサート】⇒

    ■スーの場合

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    チャコ
    「スー」は、1980年(昭和55年)5月に復帰して、やはり女優として活動しました
    その人柄もあってか、復帰後すぐに、「テレビドラマ」「映画」をはじめ「CM」「バラエティ番組」「舞台」など、ブランクを感じさせない活躍を始めます
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    みかん

    【田中好子 復帰会見】⇒

    【おんな太閤記 田中好子】⇒

    【おしん 田中好子】⇒

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    ココア
    また、一時期「ソロ歌手」として復帰し、「音楽活動」も並行して行っていました
    1984年(昭和59年)に、アルバム「好子」をリリースして「カボシャール」というシングルを出しているほか、1989年(平成元年)には、「田中好子&五木ひろし」の名義で「二枚目酒(居酒屋パートII)」を発表しているんだよ
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    うに

    【カボシャール/田中好子】⇒

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    ジジ
    しかし、歌手としてよりもむしろ「女優」として大成し、1989年(平成元年)公開の「黒い雨」で、主役を演じて、「日本アカデミー賞」「ブルーリボン賞」「報知映画賞」「毎日映画コンクール」「キネマ旬報賞」などで「主演女優賞」を受賞しました

    【黒い雨 田中好子】⇒

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    プチ
    1991年(平成3年)に、「夏目雅子」の兄と結婚したんだよね

    【田中好子 結婚】⇒

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    モカ
    その後も、「家なき子」やNHK連続テレビ小説「ちゅらさん」など、テレビや映画の人気作品にはひっぱりだことなり、なくてはならない存在感のある「売れっ子女優」「名女優」へと成長していったんだよ
    CMも人気が高く、そうめん「揖保乃糸」のCMは、1992年(平成4年)から19年にわたり起用され続けた人気CMでしたね
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    あずき

    【家なき子 田中好子】⇒

    【ちゅらさん 田中好子】⇒

    【田中好子のCM】⇒

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    みるく
    結婚翌年の1992年(平成4年)に乳がんが発見され、女優業のかたわら、長い闘病の末2011年(平成23年)4月21日に55歳で乳がんのため他界しています
    闘病しながらの女優業はかなりつらかったはずですが、治療のつらさをまったく感じさせませんでしたよね
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    きなこ
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    もも
    危篤になったとき、親族の計らいでランもミキも病室に通されて、亡くなるまで枕元で7時間も名前を呼び続けたそうです
    葬儀には、一般弔問客も多数「青山霊園」に参列したんだよ
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    さくら
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    マロン
    ご冥福をお祈りします

    【田中好子 弔辞】⇒

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    そら
    病床で録音した肉声が葬儀の最後に流されましたが、自分自身が死の床にあるのにもかかわらず、東日本大震災で被災した方々の心配をしていました
    とてもやさしい人柄だったのが偲ばれます
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    ひな

    【田中好子 最後のメッセージ】⇒

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    ルル
    亡くなってから大分たちますが、いまだに人気があり、今でも公式ホームページは運営されているようですよ

    【田中好子 公式サイト】⇒

    ■ミキの場合

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    ミイ
    「ミキ」は、1983年(昭和58年)に、ソロ歌手として短期間だけ復帰します
    カネボウの春のキャンペーンソングとして「夢・恋・人」を発表し、見事「ザ・トップテン」で10位にランクインして、ブランクを感じさせず「ヒット」をとばしましたね
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    ミミ

    【夢・恋・人/藤村美樹】⇒

    【藤村美樹のCM】⇒

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    ミント
    その後、まもなく結婚して以来、芸能界の表舞台には一度も出ていません

    【藤村美樹 結婚】⇒

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    あんこ
    3人のお子さん(1男2女)がおり、長女の「尾身美詞(おみみのり)」が、劇団「青年座」などで舞台女優として芸能活動をしているようですね
    ほかの2人のお子さんも演劇に関わっているようですよ
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    すず
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    たま
    2011年4月25日に「スー」の葬儀に出席し、久しぶりに公の場に姿を見せました
    このとき、ランといっしょに「青山葬儀場」に入っています
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    モカ
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    とろ
    生涯の友を亡くし、かなりご心痛なようすが見てとれ、立っているのもつらそうな感じでしたよ
    この葬儀で、「ラン」と「ミキ」は、それぞれ思いのこもった弔辞を読みあげています
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    ラテ
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    もも
    彼女たち3人にとってもまた、「キャンディーズ」がどれほど大切なものだったのかということの答えが、その弔辞の中にあるのかもしれませんね

    全てのシングル

    tanteinikki candies single

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    ココ
    彼女たちのシングルは、解散後発売された「つばさ」を含めて、全部で「18枚」なんだよ
    オリコンチャートによれば、そのなかでベストテン以上のヒットソングが「8枚」あるんだって
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    抹茶
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    おもち
    実質上のラストシングルになった「微笑がえし」で1位をとっていますが、1位になったのはこの1枚のみなんだ
    当時を思い返してみると、彼女たちの顔を見ない日はなかったような気がしていて、もっと売れていた印象があったんだけど
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    ぷりん
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    キウイ
    「ハートのエースが出てこない」や「哀愁のシンフォニー」が、ベストテンには入っていないというのは、ちょっと意外だったなー
    ディスコグラフィー

    1)【あなたに夢中】
     最高位36位
    (センター:スー)
     1973年 9月 1日

    2)【そよ風のくちづけ】
     最高位39位
    (センター:スー)
     1974年 1月21日

    3)【危い土曜日】
     最高位46位
    (センター:スー)
     1974年 4月21日  

    4)【なみだの季節】
     最高位40位
    (センター:スー)
     1974年 9月21日

    5)【年下の男の子】
     最高位9位
    (センター:ラン)
     1975年 2月21日  

    6)【内気なあいつ】
     最高位18位
    (センター:ラン)
     1975年 6月 1日

    7)【その気にさせないで】
     最高位17位
    (センター:ラン)
     1975年 9月 1日

    8)【ハートのエースが出てこない】
     最高位11位
    (センター:ラン)
     1975年12月 5日

    9)【春一番】
     最高位3位
    (センター:ラン)
     1976年 3月 1日  

    10)【夏が来た!】
     最高位5位
    (センター:ラン)
     1976年 5月31日  

    11)【ハート泥棒】
     最高位17位
    (センター:ラン)
     1976年 9月 1日

    12)【哀愁のシンフォニー】
     最高位12位
    (センター:ラン)
     1976年11月21日

    13)【やさしい悪魔】
     最高位4位
    (センター:ラン)
     1977年 3月 1日

    14)【暑中お見舞い申し上げます】
     最高位5位
    (センター:ラン)
     1977年 6月21日

    突然の解散宣言

    15)【アン・ドゥ・トロワ】
     最高位7位
    (センター:ラン)
     1977年 9月21日

    16)【わな】
     最高位3位
    (センター:ミキ)
     1977年12月 5日

    17)【微笑がえし】
     最高位1位
    (センター:交互)
     1978年 2月25日

    ファイナルカーニバル

    18)【つばさ】
     最高位16位
    (センター:ラン)
     1978年11月21日

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    この記事のまとめ

    おもな内容のポイント整理

    jikenboAvatar526 trim
    ひめ
    この記事のおもな内容を、ざっくりと整理して箇条書きにしてみると、こんな感じかな

    この記事のまとめ

    • 「キャンディーズ」は1970年代中期を代表するアイドルで、現代のアイドルグループの源流
    • 誰がセンターをとってもいいほど3人とも歌唱力は高く、今でいう「推しメン」の原点にもなる
    • 同時期の他の歌手たちよりも「バラエティ」の素質があり、コメディアン同様に笑いが取れた
    • 人気絶頂における「突然の解散」を、さらなる全国的な人気につなげ、伝説的アイドルになった
    • 解散後にそれぞれのスタンスで芸能界に戻って活躍したが、「再結成」は最後までしなかった

     

      -テーマ別懐かしのエンタメ