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 「目はいいけど疲れ目だ」という場合もあるでしょうが、疲れ目の人はほとんどが「近視」「乱視」「老眼(遠視)」などが絡んでいることが圧倒的多いでしょう。

例えば「老眼」は、40~60歳くらいで自覚症状が出ますが、目の老化自体は20代から始まっており、早い人は30代で症状を訴える人もいます。

その主な原因は「目の毛様体筋という筋肉の衰え」と「水晶体(目のレンズ)が硬くなること」と言われています。

「老眼」は遠方が見えやすく、近くが見えにくくなる目の病気であり、一般的に「遠視」とは区別されていますが原理は全く同じです。

ただ、単なる「遠視」とは違い、近くを見ていて急に遠くを見ると焦点が合うのに時間がかかるようになったりします。

また、明るい場所では近距離も比較的見やすいですが、暗いところでは見やすいはずの遠距離も見にくくなり、近距離ではさらに見えづらくなって、色も判別しにくくなるなどの症状がでてきます。

「老眼」を例に撮りましたが、「近視」も「乱視」も目の慢性病という言い方ができます。

疲れ目などの目の異常は、放置するとこうした慢性的な症状を招きやすくなってしまうため、早いうちから気を付けて予防につとめた方がいいでしょう。

 ■疲れ目にいいミネラル

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 さて、前回記事では、目に良いと言われている栄養素のうちビタミンについてをいろいろと見てきましたが、効きそうなものはあったでしょうか?

目にいいと言われている栄養素は他にもたくさんあります。

今回は疲れ目などに効く栄養素の中から、ミネラルに絞ってお話をしてみましょう。

 ■カルシウム

 「カルシウム」は骨を作る栄養素として有名で、一見目とはぜんぜん関係なさそうですが、近視の改善のためには絶対に必要な栄養素だと言えます。

それは「カルシウム」が筋肉の活動に関係しているからで、筋収縮作用に不可欠な栄養素であるためです。

「カルシウム」が不足すると、目の毛様体筋などの働きが悪くなり、眼球の動きやピント調節機能が悪化する可能性が高くなります。

眼の内部の筋肉の働きが鈍ると、近視が進行しやすくなりることが分かっています。

子供の成長期に視力が落ちやすいのは、目のために使うべき「カルシウム」が身長を伸ばすために大量消費されてしまうからではないかという研究者もいるようです。

「カルシウム」には、神経の働きを正常に維持して、ストレスに対する抵抗力を高めるという作用もあります。

そのため、目はストレスを感じやすくなり、疲れ目などが起きやすくなるという指摘もされています。

「カルシウム」は、「マグネシウム」や「ビタミンD」と一緒に摂取すると、体内に効率的に吸収されるようになりますので、覚えておくといいかもしれません。

 ■亜鉛

 「牡蠣」や「レバー」などに含まれる栄養素として有名な「亜鉛」は、視神経の伝達機能をサポートしてくれています。

「亜鉛」は動物性食品に多く含まれるミネラルであり、たんぱく質やDNA・RNAなどの核酸の代謝に大切な栄養素になります。

「亜鉛」が目にいいとされる理由は、目が光を感じるために必要な「ロドプシン」という物質の再合成の際には「ビタミンA」が材料となりますが、「亜鉛」はこの「ビタミンA」を目に運ぶ働きを持っているからです。

そのため「亜鉛」が不足すると、「ビタミンA」の目への供給がスムーズにいかなくなり、網膜で「ロドプシン」が不足して目が光をキャッチする能力が低下してしまうため、目が疲れやすくなったり目がかすむという症状につながりやすくなります。

そんなことから、「亜鉛」が不足することで目の機能全体が低下する原因となると言われていますし、緑内障を発症している方にとっては特に重要な役割をする栄養素です。

味覚を正常に保つためにも必要で、身体全体の皮膚や粘膜の健康維持を助ける働きもあります。

また、男女を問わず精力を維持向上させるサプリメントとなります。

抗酸化作用が強い栄養素(「ビタミンC」「ビタミンE」「βカロティン」「ルティン」など)といっしょにとった方がよいと言われていますので、「亜鉛」だけを単独でとるより「マルチビタミン・マルチミネラル」として摂取した方がいいかもしれません。

お酒を飲むと「亜鉛」の体外への排出量が増えることが実験で確認されていますので、酒豪の方は「亜鉛」不足には注意した方がよさそうですね。

加工食品を多くとる人も不足しやすいすくなると言われていますので、現代人にとってはサプリメントで補うことが大切になってきます。

 ■マグネシウム

 「マグネシウム」は約300種類の酵素の働きを助けるミネラルです。

「マグネシウム」は数多くの酵素の働きを側面からサポートするように働くため、健康を維持するためになくてはならない栄養素です。

タンパク質の合成やエネルギー代謝、筋肉の収縮、血圧調整、体温調整、血糖値の調整、エネルギー代謝をするために必要なビタミンB1を保持する働きなどがあります。

そのため不足すれば、疲れやすくなったり、集中力不足、慢性疲労、うつ、食欲不振、循環器系の疾患などになりやすくなると言われています。

疲れ目・眼精疲労は精神状態と連動していると言われていますが、「マグネシウム」が不足すると酵素の働きがうまくいかなくなり、ちょっとしたことでイライラし、それがストレスになって目の疲れとして現れてきます。

また、目に必要な「カルシウム」の働きを助けるため、「マグネシウム」の不足は「ロドプシン」の再合成にも悪影響がでてきます。

「亜鉛」同様、お酒を大量に飲む人は体外排出量が増えて「マグネシウム」不足になりやすく、加工品をたくさんとる人も欠乏しやすいです。

「マグネシウム」は「カルシウム」とは協力関係にありますが、体内での量のバランスが大切です。

「マグネシウム」1に対して「カルシウム」が2~3の割合が理想的な比率であるとされており、不足もよくありませんがとり過ぎも気を付ける必要があるようです。

 ■セレン

 「セレン」とは、人間にとって必要不可欠な五大栄養素であり必須ミネラルのひとつです。

古くから毒性の強い成分として知られていましたが、1957年に人間にとって絶対に必要な微量ミネラルであるということが研究で明らかにされました。

「セレン」は、体内のサビつきの原因となる「活性酸素」とたたかう抗酸化酵素の合成に必要で、酸化を防ぎ老化や動脈硬化を予防する効果があり、体の内側から若々しさを保つ働きをしてくれます。

目に対してはやはり老化を防ぐ働きをしてくれ、特に白内障の予防などに効果的だと言われています。

老化しやすい目を守り、汚染から粘膜を守り、血管の老化を防ぎ、体の組織の柔軟性を保ち、更年期障害の症状を改善するといったあらゆる老化に対して効果を発揮します。

また、ガンに対しても抑制効果があるという報告もされているようです。

「ビタミンE」と一緒に摂ることで、さらに効果が高まると言われています。

微量で十分効果を発揮してくれますので、とり過ぎには注意してください。

 ■カリウム

 「カリウム」は、人体の活動の元となるエネルギー生成にも大きく関わる重要な栄養素です。

「カリウム」が不足すると脱力感や不整脈、高血圧、脳卒中などの症状がでると言われています。

日本の食生活ではこのカリウムが不足する傾向にあると言われており、そのためこの不足分を補うためのサプリメントが人気となっているようです。

「カルシウム」と「マグネシウム」が体内でのバランスが必要であったのと同じく、私たちの身体は「カリウム」と「ナトリウム」は一定の割合で体内の量が保たれるような仕組みになっているため、そのバランスが崩れると「ナトリウム」の体内濃度を調整するために細胞に水分が供給され「むくみ」となって現れます。

また、「カリウム」と「ナトリウム」は一定のバランスを保ちながら「カルシウム」濃度を変化させることで、筋肉の収縮と弛緩を発生させていますが、「カリウム」が不足すると筋肉の収縮を加速させることになり、こむら返りや足がつるなどの、筋肉の異常が引き起こされやすくなります。

その筋肉の異常は眼球の周辺の筋肉にも及ぶため、目が疲れやすくなります。

ミネラルは体内での量のバランスが大切なので、1つのミネラルだけを集中してとり過ぎるのは避けた方がよさそうです。

 ■ナトリウム

 「ナトリウム」は、細胞膜を通して身体の中の物質交換を助けてくれます。

「ナトリウム」は細胞の外側にあり、細胞膜の浸透圧や細胞液のPH度、水分調整などに深く関わっています。

そのため、「ナトリウム」が不足すると、細胞膜の浸透圧の低下によって血液が細胞内に入り、循環する血液量が不足し、その結果、食欲不振や筋力の低下などを引き起こします。

筋力の低下は眼球の動きや機能に関わってきますので、視力の低下や疲れ目などが起こりやすくなるという構図になります。

例えば、眼球の縮瞳と散瞳の調節が上手くいかないと疲れ目や眼精疲労になりますが、この原因は「ナトリウム」不足の可能性があるかもしれません。

「カリウム」「カルシウム」「マグネシウム」などと連動して目の働きを助けますが、体内の濃度にバランスが必要なため、「マルチミネラル」として摂取した方がコントロールしやすいかもしれません。

ミネラルなどの金属元素は、身体にとってはなくてはならない栄養素ではありますが、とり過ぎには要注意です。

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