1969年(昭和44年)の音楽業界は、それまで異常ともいえる盛り上がりを見せていた「グループサウンズ・ブーム」の終焉という驚くべき事態を迎えていました。 それは、まるで潮が引くように「気が付けばいなくなっていた」という表現が当たっているかもしれません。 しかし、「ブーム」で終わったとはいえ、日本の音楽界に「グループサウンズ」がのこしたものは、決して小さなものではありませんでした。 そしてそれと入れ替わるように、「ピンキーとキラーズ」の登場によって、「ポップス歌謡」の時代が幕開けとなっていきます。 この記 ...