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【開運】気学の方位を左右する「正しい北」と「地図」の選択

2016/08/20

もなか
「吉方位」に行くだけで、どうして「運気アップ」になるのかな?
「九星気学」や「方位学」の流派や占い師さんによっても、意見が分かれているそうだよ
ハナ
ルル
じゃあ、「気学・方位学」の占い結果にも影響する「見解の相違」について整理してみようよ

 「気学・方位学」は、平たく言えば「ある時間」に「吉方位」と言われる「ある方位」へ移動するだけで、いいことが起こるという方法論ですが、そんなことで運がよくなったり悪くなったりするなんて不思議と言えば不思議です。

いったいどういう理由で、そんなことになるのでしょうか?

また、「気学・方位学による効果の原理」に関連する問題で、「九星気学」で吉凶を占おうとすると、ある困った問題が出てきます。

「九星気学」は、占い方に関する重大な要素について、占う側の見解が違っているので、占いの結果がそれによって違ってきてしまうことが起こるようです。

せっかく「吉方位」に行って運気をアップさせようとしているのに、これは弱ってしまいますよね。

この記事では、「九星気学」を正しく実践して開運したいと思っている人のために、「気学・方位学による影響や効果の原理」と、占い師の間で意見の食い違う「九星気学」における「北方位」「地図」の問題について、お話ししましょう。

この記事を読むことで、「九星気学」における「原理」「北方位」「地図」について、それぞれの見解の全体像が分かり、「九星気学」をもっと自信をもって実践できるようになるかもしれません。

この記事を読んでほしい人

  • 気学・方位学を正しく実践して「開運」したい人
  • 気学や方位学の「吉凶」の原理が知りたいと思っている人
  • 気学・方位学の「北」は「真北」なのか「磁北」なのか悩んでいる人
  • 気学や方位学で使う地図を「メルカトル図法の平面地図」か「球面三角法」かで迷う人
  • 「吉方位」に行ったと思ったら「凶方位」だったということを避けたい人
参考記事
【開運】気学の各方位盤における時間的範囲と吉方位の重なり

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「地磁気説」と「天体運行説」

 「ある方位への、ある特定の時期の移動が、どうして運勢を上げたり下げたりするのか」という問題は、いろいろな説明が試みられています。

当然ながら統一見解はなく、流派や占術家ごとに意見が分かれていますが、大きく分けると2つの説があるようです。

1つは「地磁気説」、もう1つは「天体運行説」です。

「地磁気説」は、「地球の地磁気による磁場」が、人間の移動によって運・不運を作り出すという説。

気学の方位による吉凶は、地球の地磁気の運勢に対する影響を判断するものであるからという説明がなされています。

「天体運行説」は、「天体の運行による重力・引力の関係性」が、人間の移動によって吉凶を作り出すという説。

天体は絶妙なバランスを保ちながらその位置を決めて運行しており、その位置関係の違いや変化から、運勢の吉凶が生まれてくるという説明がされています。

参考記事
【開運】気学の移動距離・滞在時間の有効範囲と便利なツール

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どちらが正しいと言えるのか?

 気学の占術家の間では、どちらかというと「地磁気説」をとっている人の方が多いようです。

ですが、もともと「気学・方位学」のもとになっている陰陽五行説や方位などの考え方は、暦などに採用されている事でもわかる通り、地磁気をもとに組み立てられたものではなく、天体の運行をもとに考えられた世界観・自然の法則である点は重要です。

「九星気学」のもとになったと言われる「九星術」にしろ、「陰陽五行説」にしろ、「暦法」や「方位神」にしろ、「地磁気」とは縁もゆかりもありません。

確かに、現象だけが先に認知されていて、より進んだ科学によって、後から原理が解明されるという例も多いですが、そもそも「気学・方位学」は「九星術」「陰陽五行説」といった「形而上学」「疑似科学」の上に成り立つ方法論であり、そういう意味では後から原理が解明される例とは違うのではないかという気がします。

それらをポイントとして踏まえると、「天体運行説」が「気学・方位学」上では正しいと考えるのが妥当だと言えるのではないでしょうか。

この点は、じつは非常に大切で、「地磁気説」か「天体運行説」かは、「磁北」が正しい「北」なのか、「真北」が正しい「北」なのかという問題と絡んでくることになります。

「地磁気説」をとる占い師は「磁北」が正しいと言い、「天体運行説」を採用する占い師は「真北」が正しいという結論に行き着くことになると言えるでしょう。

参考記事
【開運】九星気学や方位学の不思議と占うための予備知識

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北極星の「真北」と方位磁針の「磁北」

 気学・方位学で「なぜ効果があるのか」という問題以上に大きな問題は、方位の基準となる「北」の取り方をどうするのかということです。

何しろ「北」の取り方が間違っていると、すべての方位がズレてしまって、吉凶の判断を間違ってしまうことになるから、大問題と言えるでしょう。

「あれ?北って1つじゃないの?」と思いませんでしたか?

実は、「北」というのは大きく分けて2種類あります。

1つは「真北」、もう1つは「磁北」といいます。

「真北」とは、「地図上のまっすぐ上方向の方位」で、地球の地軸の方向と「同じ」です。

これはつまり「北極星」の方角で、天体の運行の中心として、人間は古代からこの方位を天体観測から読み取り、「北」としてきました。

陰陽五行説によれば、「太極が陰と陽に分かれ、それぞれがまた木火土金水の五行に分かれて、この世のすべてがそれらの陰陽五行のバランスによって構成される」と考えられていました。

そして、太極は動かないものであり、すべての中心として存在するところから、北極星に比定されます。

また、古代の暦も天体の運行と陰陽五行の思想から編み出されました。

このように、「真北」は陰陽五行説や暦と密接な関係性があります。

「磁北」とは、「磁石のN極が指し示す方位」で、地球の地軸とは「ズレて」います。

この、「真北(地軸)」と「磁北」のズレを「偏角」と言います。

「磁北」は、地球の磁極の方角であり、1831年に磁北が発見されてから観測上何度もその位置を変えています。

つまり、地球の経年変化に伴って、「磁北」の位置が変わっていきます。

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どちらの「北」が正解なのか?

 「磁北」の考え方は「真北」に比べると新しく、「羅針盤(方位磁石)」の原型となったものが初めて歴史に登場するのがBC3世紀の中国なので、「真北」よりも「磁北」の方が新参者であると言えます。

気学・方位学では、実はどちらが正しい「北」なのかは決着が付いていません。

ふたつながらに存在しているわけですが、気学を行う占術家の間では「磁北」を採用している人が、どちらかというと多いようです。

「なぜ効果があるのか」という「原理」の問題において、「地磁気説」を採用している人が多いことと関係あるでしょう。

つまり、「地磁気説」を採用している先生方は「磁北」を、「天体運行説」を採用している先生方は「真北」を正しいとしています。

「地磁気説」が絶対間違っているという根拠はありませんが、気学・方位学のもととなっている陰陽五行説などが成立した古代は、人々は天体の運行をもとに方位を決めていたのであり、その点から考えると「磁北」よりも「真北」の方が自然であるような気がします。

いずれにせよ、どちらを正しい「北」とするかで、方位は全く違ってくる場所が出てきますので、かなり大きな問題です。

偏角は場所によってずれている角度が違うので、日本では「3.5°」くらい~最大で「9.5°」くらい西へ、方位の軸が傾きます。

地図上で言えば、左へ方位軸が傾きますので、「真北」では「西」だった場所が「磁北」では「北西」になったりします。

吉凶の判断がまったく変わってきますので、どちらを「北」として採用し、方位を取るかを決めておく必要があります。

真北について

【真北】

■「真北」は、「北極星」の方位

■「北極星」は、地球の「自転軸」の北極側の延長線上(に近い位置)にあるため、常に「北」を指し示す

■地球の「自転軸」を北極方向に延長して「天球」と交わったところを「天の北極」と呼ぶが、「北極星」はここからわずかにズレている

■地球の「自転軸」は「26,000年」の周期でコマの軸のように回転しており、現在も長い時間をかけて少しずつ動いている

■古代には「自転軸」に延長線上にある「北極星」にあたる星がなく、継続的な夜間の天体観測によって、自転軸を求めて「北」としたとも言われている

■「太陽」を利用して、方位を求めたのだという見解もある

■中国では古くから「正しい方角」というものがとても重視されていて、方角へのこだわりが強かったために、「圭表」で方角を測ったとされる

■「圭表」とは、古代中国で使われた「最古の天文観測機器」と言われ、地面に棒を垂直に立て、影の長さや位置を測って、東西南北の方位や時間を知るためのもの

■古代から、天体観測から求められた「真北」が「北」として扱われてきたと言える

■古代の建物や墳丘のうち、東西南北の方角を意識して設計・建築されているものは、ほとんどが「真北」を利用しており、船や飛行機などの動くものにおいては、現在でも「磁北」などの「磁方位」を用いていることが多い

■一般的に、地図の「北」は「真北」が採用されている

■地球の「経線」の方向と平行している

■「真北」を採用する流派や鑑定者は、「気学・方位学」の効果の原理を「天体運行説」に求める場合が多い

■地球が自転する際に「自転軸」がコマの回転軸のように少しブレるので、時代によっても「自転軸」のブレが見られるが、北極側の「自転軸」の延長線の方向が「北」だという点は変わらない

■「自転軸」のブレはあるものの、「真北」のほうが「磁北」よりも「方位」としては比較的長い期間安定しており、「磁北」は「真北」よりも比較的短い期間で大きな変化を見せる

磁北について

【磁北】

■「磁北」は、方位磁石の「N極」が示す方位

■地磁気の極点は「磁極」と呼ばれ、北半球側を「磁北」「北磁極」「磁北極」、南半球側を「磁南」「南磁極」「磁南極」などと言う

■地球の地磁気の「S極」が北極付近にあり、磁石の「N極」が引かれる形で「北」が示される

■地球のN極とS極は、数十万年ごとに逆転していると言われている

■BC3世紀ごろの古代中国では、すでに天然磁石をスプーン状に加工して「司南(しなん)」と呼ばれる「羅針盤(方位磁石)」の原型が作られており、風水や占いに用いられていたとされる

■「司南(しなん)」は磁力が弱く、重かったために実用性に問題があり、実際には使われることはあまりなかったらしい

■風水や占いに用いられる「羅盤(らばん)」には、中央に「羅針盤(方位磁石)」が据え付けられている

■中国唐末期の書で風水に関する文献「管氏地理指蒙」に「磁石針」について記載があり、「磁石に針を使っている」ことと、「磁石の示す方向と地理的方向にはズレがある」ことが書かれてある

■羅針盤はかなり古くから中国に存在しているが、航海に使われるようになったのは9世紀から11世紀の間で、それまでは主に占いや風水に使われていたが、北宋の時代に船の航海に使われるようになり、元の時代には航海に不可欠な機器となったと言う

■西暦1000年頃(11世紀ごろ)、水を張ったお盆に磁石の針を浮かべると、それは常に南を指すことを、中国北宋時代の政治家・学者「沈括」は、著作の随筆に記している

■ヨーロッパで初めて羅針盤について書かれたのは、12世紀の終わりに出版された「アレクサンダー・ネッカム」の「物の本性について」という書籍

■「古代中国の四大発明」の1つとされる、中国での「司南(しなん)」「指南魚」などの「方位磁針(指南針)」の発明が、ヨーロッパにもたらされて、「ルネサンス三大発明」の1つと言われる「羅針盤」発明となった

■ヨーロッパでは「羅針盤」は、「航海図(メルカトル図法)」と共に、すぐに旅や航海などの必需品となったが、「真北からわずかにズレた方位を指し示す」ことや、「方位磁針は水平に引っ張られるのでなく、やや下を向いた方向に引っ張られる」という特性は、大航海時代には知られていた

■8世紀から9世紀頃の中国では、すでに「偏角」が発見されており、ヨーロッパで「偏角」が知られるようになるのはずっと後の15世紀ごろとされている

■「地球は巨大な磁石である」ということを世界で初めて示したのは、1600年に出版されたイギリスのウィリアム・ギルバートの著書による

■1831年に正確な磁北の位置が発見されて以来、およそ190年間で2250kmも磁北が移動していると言われている

■「地磁気」の「磁極」は、「北極点」とはズレた位置にあり、現在は「カナダの北あたり」にある

■磁北は、1831年以後しばらくは、ほとんど移動していなかったが、1904年に「年間約15km」の安定した速度で北東方向へ移動し始め、1989年にはさらにスピードを上げて、2007年には「年間55~60km」の速さでシベリアに向かって高速移動中であることが確認されている

■時代によって「地磁気」の「磁極」の位置は動いており、「磁北」「磁南」の場所が変わっているため、現代の「磁北」「磁南」と古代の「磁北」「磁南」は違う方位になっている

■「真北」と「磁北」のズレた角度を「偏角」と呼んでおり、地球上の場所によって「磁北」の方向が変わるため、「偏角」の角度も土地によって違う

■「磁北」による「偏角」は、「時代」によっても違うし、「場所」によっても違う

■「磁北」が「真北」より東側に傾く場合を「東偏」、西側に傾く場合を「西偏」という

■日本では、全国で「磁北」は「真北」に対して「西」に傾いている

■「磁極」を通る「経線」から東にある土地は「西」に傾き、西にある土地は「東」に「偏角」が傾く

■日本では、北海道の札幌では「約8.5~9.2度」、沖縄の那覇では「約3.4~4.0度」と、「偏角」に大きな差がある

■「磁北」を採用する流派や鑑定者は、「気学・方位学」の効果の原理を「地磁気説」に求める場合が多い

■日本では、どちらかというと「磁北」を採用している流派や鑑定者が多い印象を受ける

■「北」は「30度」の範囲しかないため、「磁北」の「磁極」に近い場所であればあるほど、距離を少し移動しただけで「磁北」の位置が変わり、「真北」との「偏角」の角度が大きく変わったり、「西編」と「東編」が入れ変わったりすることになる

■古代中国の風水や占いなどでは、たしかに「磁北」が使われていたようだが、「磁北」が理論上正しいから「磁北」を使ったのか、「真北」を求めるのが時間と手間と費用が掛かり大変なため、その代用として「磁北」を使ったのかは不明

■古代にも「磁北」の頻繁な移動があったであろうということは想像に難くないが、そんなに動き回り位置を変えるものを、方位に強烈なこだわりを持つ中国人が、大切な「方位」の基準にしたのかどうかは、やはり疑問の余地がある

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「平面地図」と「球面三角法」

 「気学・方位学」でもう1つ重大な問題が、「方位を決めるときにどんな地図を使うのか」という点です。

地理の授業で地図の種類をたくさん習ったのは、中学生くらいでしたでしょうか?

そのときを思い出して欲しいんですが、地図と言っても、いろいろな種類がありました。

どの地図を使うかによって、自宅から移動先への方位が変化します。

気学・方位学を行って「吉」を呼び「凶」を避けるためにはそれでは困るんですが、一体どういう地図を使えばいいんでしょうか?

この件に関しても、気学では大きく2つの説に分かれています。

1つは「メルカトル図法(正角円筒図法)」で、もう1つは「球面三角法」です。

「メルカトル図法(正角円筒図法)」というのは、地球儀に円筒をかぶせて、地球儀の内部から陸地を投影した図法です。

等角航路が直線で表されるために、古くから、海図や航路用地図として使われてきたという歴史があります。

この図法は、出発地と目的地との間に直線を引いて、方位磁針を見ながら常にその角度へ進むようにすれば、目的地に到着するという特徴があります。

「球面三角法」は、投影などをした図法などではなく、地球を球体として見て、その球体の表面における正しい位置関係や角度(方位)を、数式によって割り出す球面幾何学の方法です。

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どちらで「方位」を調べるべきか?

 「メルカトル図法」は地図として古い時代から航海図として一般的に使われていましたが、「球面三角法」は数式を使って球面上の位置や方角を計算しなければいけないので、パソコンが普及する以前はあまり一般的には使われませんでした。

この2つの地図のどちらを正しいとするかは決着がついていませんが、気学を占う占術家の方は、どちらかというと「球面三角法」を採用している人が多いようです。

確かにその方が、正確な球面上の方位は出ると思います。

しかし、そもそも気学・方位学そのものが形而上学的なものなので、「実際の地球上の正確な方位」ではなく「地図上(概念上)の方位」、つまり、古くから一般的な地図であった「メルカトル図法」を使うのが正しいのではないかと思います。

いずれにせよ、2つの地図は誤差が結構大きく、遠くへ行くほど、特に海外では方位が全く違うこともよくある話なので、自分の使う地図をどちらかに決めておく必要がありそうです。

「北」の問題にせよ「地図」の問題にせよ、こうして「歴史的事実」と「成立の由来」という視点から考えてみることで、これらの難しい問題にも「確からしい解答」と「ある程度の妥当性がある合理的な説明」ができるのではないでしょうか。

メルカトル図法について

【メルカトル図法】

■正式名称は「正角円筒図法」

■1569年にフランドル(現ベルギー)出身の地理学者ゲラルドゥス・メルカトルが発表した地図に使われた投影法のことで、一般的には発表者の名前を取り「メルカトル図法」と呼ばれている

■発案者はメルカトルではなく、彼の発表以前からすでにあり、ドイツのエアハルト・エッツラウプが1511年に作成した地図にはすでに使われていたことが確認されている

■地球儀を円筒に投影したもので、地軸と円筒の芯を一致させて投影するため、経線は平行直線に、緯線は経線に直交する平行直線になる

■高緯度になるにつれて、距離や面積が拡大されて、歪みが大きくなる

■出発地と目的地との間に直線を引いて「経線」となす「角度(舵角)」を測り、方位磁針を見ながら常にその「角度」へ進むようにすれば、目的地に到着する(方位磁石を使うので「磁北」と「真北」の差は誤差となる)

■このコースは「航程線(等角航路)」と呼ばれ、多くの場合に「最短距離(大圏コース)」からは外れるが、舵取りが簡単にできるため、「羅針盤(方位磁石)」が発明された時代から、「海図」「航路用地図」として広く利用されてきた

■「正角図法」と言われる通り、目的地までの「角度」が正しい図法である

■狭い範囲だけを見ると「角度」「形」が正しいが、緯度によって縮尺が変化し、高緯度に行くほど「距離」や「形」が拡大されてしまうため、広い範囲で見ると「角度」「距離」「面積比」は正しくない

■本来は点に過ぎない「北極」「南極」が「赤道」と同じ長さで表現されるので、横方向に無限大に拡大されてしまい、正角性を維持しようと思うと縦方向も無限大に拡大しなければならないが、実際には不可能なので「極」を表現できず、それゆえに「メルカトル図法」では原理的に世界全図を描けないことになる

■そのため、表現上は「緯度85度」までの範囲のみ描き,それより高緯度は「省略」されることが多い

■「正角図法」は他にもあり、派生図法では「横メルカトル図法」「斜軸メルカトル図法」「ガウス・クリューゲル図法」「ユニバーサル横メルカトル図法」「ミラー図法」など、他の系統の図法では「平射図法(平射方位図法/ステレオ図法)」「ランベルト正角円錐図法」などがある

■インターネットや紙媒体において、日頃よく目にする世界地図は、「メルカトル図法」によって描かれていることが多く、「Google Map」や「Yahoo!地図」では「メルカトル図法」が採用されるなど、今でも頻繁に利用される図法である

■「気学・方位学」で使われる際には、「赤道」や「緯線」と平行な方位が「東西」となる

■「ある地点と任意の地点との直線」と「経線」との間に生じた「角」が正しく描かれたものが「正角図法」なので、「メルカトル図法」で算出される方位は「地球の経線との角度が正しい方位」

■「太陽の昇る方位」は、「正距方位図法」などの「地球を球体としてみた場合」の地理的に正確な「東」よりも、「メルカトル図法」の「東」に近いと言え、「太陽の沈む方位」も「正距方位図法」の「西」よりも、「メルカトル図法」の「西」に近い

■古代中国では、「春分・秋分の日」の「日の出方向」が「東」、「春分・秋分の日」の「日の入り方向」が「西」、「太陽の正午の南中方位」が「南」、「北極星」または「天の星々の回転の中心」が「北」を確定させていたと言われる

■「球体としての正確な方位」ではなく、天然自然の理を求めて「長期間天体を観測した結果得た方位」が、「東洋占術」における「方位」の考え方の元になっているということになる

■「東洋占術」は「暦」との関係が深いが、「長期間の天体観測」と「暦」とは密接な関係があり、古代人がその関係性に注目したとも考えられるものの、「地磁気の観測」が仮に古代に行なわれていたとしても、「暦」との関係性が注目されたとはあまり考えられない

■長期間にわたりほとんど変化がない「天の北極」は「基準」として採用できるかもしれないが、比較的短期間のうちに、蛇行したり緩急をつけたりしながらフラフラと位置を変えていく「北磁極」は「基準」としては採用しにくく、その点からも「長期間天体を観測した結果得た方位」が「東洋占術」の元になっていると考えたほうがよい

■「天体の運行」が、「暦」「方位」やそれを元にした「東洋占術」の重要な構成要素であるとするなら、「方位」を確定するために適しているのは「正距法図法」ではなく、「メルカトル図法」ということになる

【メルカトル図法の世界図】

出典:GPSCycling

正距方位図法について

【正距方位図法】

■「正距方位図法」とは、「方位図法」の1種で、中心からの「距離」と「方位」が正しくあらわされ、地球全体が真円で表される投影法

■古くからある図法で、古代エジプト人がいくつかの神聖な本の星図に使用した可能性が指摘されているが、「正距方位図法」について説明する最も古い文献は、11世紀の万能の学者アル・ビルーニの著作

■16世紀の人文学者ギヨーム・ポステルが採用したことから、「ポステル図法」とも言われることがある

■距離については、「中心から任意の点までの距離」は、「その任意の点から中心までの距離」と等しくなる

■方位については、「中心から任意の点までの方位」は、「その任意の点から中心までの方位」とは違いがある

■「その任意の点から中心までの距離と方位」が分かる図法としては、「正距逆方位図法(ハンメル逆方位図法)」などの「逆方位図法」がある

■「正距方位図法」は「地図の中心からの距離と方位が正しい」のであって、「任意の2点間の距離と方位が正しい」のではない点に注意

■地図の中心からの「大圏航路(最短コース)」が直線になる

■世界地図を描くと、半径が2万km(直径が4万km)になり、地図の中心地点の対蹠点(たいせきてん/地球の中心を通って反対側にある地点)は円周で表現される

■「正距方位図法」は、緯度・経度が直線にならないし、緯度・経度が平行にならない

■地図は北が上とは限らず、地図の中心から「北極」を通る方向が「北」、「南極」を通る方向が「南」になる

■「正距方位図法」の最も重要な特性は、中心点からの「距離」と「方位」が共に正しいことで、「赤道」「極」を始めとして「地球上のすべての任意の場所」を中心にして描ける

【正距方位図法の世界図】

出典:GPSCycling

ランベルト正積方位図法について

【ランベルト正積方位図法】

■「ランベルト正積方位図法」は、「方位図法」の1つで、面積にウェイトを置いて計算を加えた図法であり、ドイツの数学者・物理学者・化学者・天文学者である、ヨハン・ハインリッヒ・ランベルトが1772年に考案した

■「正積方位図法」が本来の名称だが、考案者のランベルトの名を冠して「ランベルト正積方位図法」と呼ばれることが多い

■「方位図法」(地図の中心からの方位が正しく示される)および「正積図法」(面積が正しく示される)の両方の性質を持つ投影図法

■「北極」もしくは「南極」を「基準点(中心)」とした場合、「経線」は中心から放射状に、「緯線」は基準点を中心とする同心円に描かれる

■世界地図を描くと、面積が正しく表されるように、「緯線」の間隔は特に外側(基準点に対して赤道より遠い側の半球)で狭くなっていて、形の歪みが大きくなる

■円形や方形などのように対称的で釣合いのとれた個々の大陸に適しており、中心付近の歪みは比較的小さいので、大陸図や分布図、地図帳の地域図または統計地図などに用いられることが多い

■世界全体が円形に描かれる図法としては、ほかに「正距方位図法」などがある

■「ランベルト正積方位図法」の最も重要な特性は、中心点からの「方位」と、陸地の「面積」が共に正しいことで、「赤道」「極」を始めとして「地球上のすべての任意の場所」を中心にして描ける

【正積方位図法の世界図】

出典:GPSCycling

地球儀について

【地球儀】

■地球を球体によって表現した模型のこと

■平面に描かれた地図では「方位」「角度」「距離」「面積」「形」の全てを同時に正しく示すことはできないが、「地球儀」は地球と同じ球体であるため、その全てについて正確さを追求することができる

■少し手間がかかり、正確さには欠けるものの、「ある地点から地球の中心を通った真反対の地点」のだいたいの位置を求めることができる

■平面の地図では難しい、地球を球体としてみた場合の「方位」は、「地球儀」を使えばおおよそ確認することができる

■球の中心を通る平面と球面との交わりを「大円」というが、人の手だけで「地球儀」の上に正確に「大円」を描くのはかなり難しいし、「方位線」を描くのも簡単ではない

■よほど大きな「地球儀」を使わなければ、仮に「方位線」や「大円」が正しく描けたとしても、陸地などの表示が小さすぎて、結局「場所」や「方位」は不正確になるため、「気学・方位学」で使われたとは思えない

■「気学・方位学」で使われる際には、「ある地点」から、その場所の「南北」を貫く「経線」に直交(90度に交差)して、「ある地点から地球の中心を通った真反対の地点」に至る「大円」が「東西」になる

■「地球儀」自体はかなり古くからあり、BC150年ごろにキリキア地方(現在のトルコ)のマロスでキュニコス派のギリシア人の哲学者クラテスによって作られた「地球儀」が、最古のものとされている

■中世においては、イスラム世界で「地球儀」が製作された

■現存している最古の「地球儀」は、1492年にドイツのニュルンベルクでマルティン・ベハイムが製作したもので、ドイツのニュルンベルクにあるゲルマン国立博物館に保存されている

■日本に「地球儀」が伝来した正確な年代は不明だが、天正8年(1580)には、すでに織田信長が「地球儀」を所有していたことがルイス・フロイスの「日本史」に書かれている

■天正19年(1591)には、天正遣欧使節が豊臣秀吉にヨーロッパ製の「地球儀」を献上している

■日本における世界地図は、イエズス会の宣教師マテオ・リッチが作成し、中国北京で刊行したものが日本に伝わった「坤輿万国全図」(1602年)が最初と言われる

■1606年に林羅山が、キリスト教徒が唱える地球球形説を論難してハビアンと議論した際に登場した「円模の地図」が「地球儀」のことであったとされており、その後、日本でも西欧のものをまねて「地球儀」が作られ、地球球形説を支持する者もあらわれた

■1700年頃にオランダのファルクが作成した「地球儀」が世界中で用いられ、日本にも入ってきており、平戸藩主の松浦静山が入手した実物が、現在も松浦史料博物館に保管されている

■江戸時代に入ってからは、日本でもさまざまな「地球儀」が制作されるが、庶民が「地球儀」を知ったのは、ずっとあとの明治になってから

【地球儀】

球面三角法について

【球面三角法】

■いくつかの「大円」で囲まれた球面上の図形(球面多角形、とくに球面三角形)の辺や角の三角関数間の関係を扱う球面幾何学の一分野

■「平面三角法」との最大の違いは、辺の大きさが「長さ」ではなく「球の中心角」によって表されること

■「平面三角法」も「球面三角法」でも、3つの辺と3つの角からなる「6つの要素」のうち3つの要素が決定されれば、残りの3つの要素を求めることができる

■「球面三角法」は、主に天文学や航海術で利用されてきたが、現在ではコンピュータの発達により、より簡潔に式を表すことができる行列を使用した座標変換に計算方法が移行している

■球面上の 2 点間の「距離」や「方位(角度)」を調べたり、天体の運行を調べたりするために、「球面三角法」が必要になる

■「球面三角法」がコンピュータの発達や普及により簡単に自動計算できるようになってから、「地球儀」などで求める必要があった地理学的に正しい「距離」や「方位」は、一般にも手軽で正確に活用できるようになった

■地球は「真球(完全な球)」ではなく、「赤道」の部分が膨らんでいる「回転楕円体」であるため、「球面三角法」で割出す「距離」「方位(角度)」は、正確なものではないという指摘もある

■「地球」は、「赤道」の直径の方が、「極」の直径より「約43km」ほど、大きいと言われている

■厳密には、地球を「完全球体」としてではなく「回転楕円体」として計算して「距離」「方位(角度)」を算出しなければならないが、その誤差は、日本国内なら「0.1度」程度なので、実用上の問題はほとんどないともされる

■「正距方位図法」「ランベルト正積方位図法」「地球儀」「球面三角法」などで割出される「方位」は、地球を球体としてみた場合の、球面上の2点間の「最短距離の方位」

■地理学などの学問上では、地球を球体としてみた場合の「方位」が、科学的合理性に裏付けられた正しい「方位」であると言える

■「現代の科学的合理性」「科学的事実」「科学的根拠」「科学的実証性」と「占術などの思想や理論」とは、必ずしも整合しておらず、それらとはまったく異なっていても問題はないのではないかという指摘もあり、ほとんどの占いがその実例として当てはまる

■洋の東西を問わず、占術を行うに際して大切なのは、その占いの元になった本来の考え方であって、占術の個々の要素を「正確に」「合理的に」「科学的に」「実証的に」追求することではないという見解もある

■「気学・方位学」や「風水」「家相」などの「東洋占術」は、「九星」「陰陽五行」「十干十二支」などの考え方に基づいて構成されているが、そもそもそれらが「科学的合理性」をもったものではなく、「科学的根拠」に関係なく成立している

■「方位」を扱う「東洋占術」自体が、「球体としての地球」を考えて構成されたものではなく、「観測された事実や現象」を、その当時、天然自然の理と考えられていた「九星」「陰陽五行」「十干十二支」などの思想で体系づけて「法則化」「理論化」したものと考えたほうが、理にかなっている

【球面三角形】

出典:「球面三角法」ウィキペディア

海外の方位と日本国内の方位

 「真北」と「磁北」、「メルカトル図法」と「正距方位図法(球面三角法)」の、どちらで「方位」を決めるかによって、「吉凶」のありようはかなり変わってくるのが分かります。

日本国内であれば、比較的その誤差は小さいので、「方位」のハッキリしない場所へは行かないということもできるのですが、海外となるとそうもいきません。

かなり広範囲にわたって「方位」がまるで違うので、「吉方位」と思って行った海外旅行が、実は「大凶方位」で悲惨なことに・・・ということは、ひんぱんに起こり得ます。

海外旅行は「距離」が長いので、一度「凶方位」を取ってしまうと影響は国内旅行の比ではなく、その被害は計り知れないものになってしまうかもしれません。

北と地図の組合せ

■「真北(偏角なし)」+「メルカトル図法」

■「真北(偏角なし)」+「正距方位図法(球面三角法)」

■「磁北(偏角あり)」+「メルカトル図法」

■「磁北(偏角あり)」+「正距方位図法(球面三角法)」

正しい「北」と、正しい「地図」はどちらなのか、「方位」の判断に自信が持てるまで、国内旅行などで自分で検証してみるのもいいかもしれません。

書籍やブログなどでよく公開されている、他の人が行った「方位取り」のレビューを参考にしてみるのもいいでしょう。

信頼できる占い師や鑑定人が見つかれば、その人にすべて任せるのもよさそうです。

ただし、「北」の問題も「地図」の問題も、流派や鑑定者によって見解が真っ二つに分かれていますので、その方法でいいのかどうかは、実例や実績をよく観察して見極める必要があるようです。

海外旅行は、「距離」が長く、「滞在期間」も長めになるため、「吉方位」の効果も非常に高いと言われますので、上手く活用して「開運」につなげていきたいですよね。

海外の方位について

【海外の方位】

■日本国内よりも、海外の方位の方が、採用する基準による「方位」の変化が激しい

■「真北」を採用するか、「磁北」を採用するかによって、「偏角」の有無が発生し、方位が変わる場所が出てくる

■「メルカトル図法」にするか、「正距方位図法(球面三角法)」にするかで、方位が全く違う

■2か月以内の海外旅行では、「帰りの方位」はそれほど気にしなくてもいいが、2か月以上滞在する海外旅行・滞在・留学・ビジネスなどでは、「帰りの方位」も「吉方位」でなくてはならない

■2か月以上滞在する場合でも、ずっと同じ場所にいる場合と、旅先で移動・移転をしていて一か所にとどまっていない場合とは、少しニュアンスが違うが、どちらにせよ長期の旅行・滞在・留学・ビジネスなどの場合は「帰りの方位」を「吉方位」にしたほうがよい

■海外の場合は、「長期間・長距離」となるので、「年盤」と「月盤」を最重要視する

■「月盤」は最初の「1年」~「1年6か月」くらいは強く影響し、それ以後は「年盤」の影響が強く出る

■国内の場合は、「直線距離」と「滞在時間」によって、「年盤」「月盤」「日盤」「時盤」の重点の置き場所を使い分ける

■「気学・方位学」では「出発」の「年・月・日・時間」で「吉方位」が決まるが、海外旅行では「出発日」にも諸説があり、「家を出た日」「日本を離れた日」「現地に到着した日(現地時間)」などで見解が分かれている

■「家を出た日」「日本を離れた日」「現地に到着した日」はすべて影響するので、本来は3つとも「吉方位」にするのが望ましいが、もしそれができないなら、「日本を離れた日」⇒「現地に到着した日(現地時間)」の優先順で「吉方位」にすればよいとの見方もある

■それ以外にも、海外の場合は、実際に現地入りしたとき、つまり「現地に到着した日(現地時間)」だけで鑑定すればよいという流派や鑑定者も多いようである

■いずれにしても「年盤」と「月盤」をメインに鑑定するので、日付が変わることで「月」や「年」が変わってしまうという場合以外は、それほど気にしなくてもいいかもしれない

■「離陸した日」「現地に到着した日」を「出発日」と考える場合、「気学・方位学」は夜「23時」に日付が変わり、「日盤」が新しいものになるので、「離陸時間」「現地入り時間(現地時間)」が夜「23時」を過ぎてしまうと、翌日以降に出発したことになる

■飛行機を使う場合は、「家を出た日」ではなく「離陸する日」が「出発日」となるという鑑定者もおり、その場合、もし離陸時間が夜「23時」以降になり日付が変わってしまう場合は、「現地に到着した日」を「吉方位」にできていればよいとされる

■海外旅行の「滞在時間」については、「現地入りした日(現地時間)」からの「現地での滞在日数」になると考える鑑定者が多いよう

■飛行機などで「2日以上かけて移動」する場合や「日付変更線を越えて移動」する場合、「交通機関に乗って移動している日」「経由地で過ごした日」は含めず「現地での滞在日数」が「滞在時間」になるとされている

■国ごとに標準時間が違うことや、日付変更線をまたいだり、移動に2日以上かかること、「滞在日数」における「交通機関での移動時間」や「経由地で過ごす時間」の扱いなどを考えると、海外旅行では国内旅行と違い「現地に到着した日(現地時間)」を「出発」とするのが、最もいいかもしれない

■「吉方位」の効果は、「直線距離」が遠くなればなるほど「ゆっくりとあらわれる」と言われ、遠い旅行ほど時間がかかり、「3000km」以上の距離なら即効性はあまりなく、効果が出るのが遅くなるとも

日本国内の方位について

【国内の方位】

■海外の方位ほどではないが、国内の方位も採用する基準による「方位」の変化が起こる場所がある

■「メルカトル図法」と「正距方位図法(球面三角法)」とでは、「東西方向」に差が激しくあらわれ、「400km」の「直線距離」で「方位線」の間に「10km」ほどの差が出てくるが、「南北方向」はそれほどでもなく、「400km」で「2.5km」ほどの違い

■「真北(偏角なし)」と「磁北(偏角あり)」とでは、八方位すべてに「西偏」の分だけ影響が出るので、日本国内に関する限り、採用する「北」によって「方位」が変化する場所が多く、はるかに影響が大きい

■2か月以内の国内旅行では、「帰りの方位」はそれほど気にしなくてもいいが、2か月以上滞在する旅行・滞在・ビジネスなどでは、「帰りの方位」も「吉方位」でなくてはならない

■2か月以上滞在する場合でも、ずっと同じ場所にいる場合と、旅先で移動・移転をしていて一か所にとどまっていない場合とは、少しニュアンスが違うが、どちらにせよ長期の旅行・滞在・ビジネスなどの場合は「帰りの方位」を「吉方位」にしたほうがよい

■国内の場合は、「直線距離」と「滞在時間」によって、「年盤」「月盤」「日盤」「時盤」の重点の置き場所を使い分ける

■国内旅行では「月盤」「日盤」が最も活躍するが、「年盤」や「時盤」もできるだけ「吉方位」のほうがよい

■「月盤」は最初の「1年」~「1年5か月」くらいは強く影響し、それ以後は「年盤」の影響が強く出る

■「気学・方位学」では「出発」の「年・月・日・時間」で「吉方位」が決まるが、日本国内旅行では比較的「短期間・短距離」になるため、「出発日」は「家を出た日」で考えてよく、わざわざ「現地に到着した日」にする必要はない

■「家を出た日」「現地に到着した日」が違う場合でも、本来はすべて「吉方位」にするのが望ましいが、それが無理なら、「家を出た日」を「吉方位」にすればよい

■「気学・方位学」は夜「23時」に日付が変わり、「日盤」が新しいものになるので、「出発時間」が夜「23時」を過ぎてしまうと、翌日に出発したことになる

■「滞在時間」は「現地での宿泊日数」のことであるが、通常は「出発日」から「帰宅日」までをカウントする

■旅先で移動して宿泊し、途中で方位が変わるというようなことがあるなら、「現地での宿泊日数」により、少し細かく鑑定する

■移動距離は、少なくとも「100km」はないと効果が実感しにくい

■「滞在時間」は、現地に「3泊」以上しないと効果が実感しにくい

■「気学・方位学」は夜「23時」に日付が変わり、「日盤」が新しいものになるので、最初の宿泊は「22時30分」くらいまでには宿泊先の部屋に入ってのんびり過ごすこと

■「地のもの」を飲食し、できれば「温泉」に入るなどして、その土地にできるだけ親しむことで、「吉方位」の効果がアップすると言われる

■「出発日」は「家を出た日」で問題ないが、「年・月・日・時間」の変わり目に気をつけて、正確に期間を選んで「吉方位」の時に出発し、できるだけ「吉方位期間内」に現地に到着するほうがよい

■同じ「吉方位」のエリア内であれば、宿泊先は移動してもまったく構わない

■「吉方位」の効果は、パーフェクトを「100%」とすると、「日帰り」で「5%」、「1泊」で「15%」、「2泊」で「40%」、「3泊以上」で「100%」ともされている

■海外旅行に比べると、お金も手間もかからず、言葉の問題や治安の問題もなく、「方位」の錯誤も少なく、「月盤」と「日盤」が鑑定の中心なので「吉方位」が取りやすく、「距離」も短めなので即効性が期待できるなど、国内旅行はよい点がたくさんある

方位の境界付近の扱い

 もう1つ、気をつけておかなければいけないのは、「方位線の境界付近」についてです。

「気学・方位学」は、「年・月・日・時間」「方位盤」などすべてにおいて、ある「時間」「距離」「方位」になったからと言って、すぐにそれらが切り替わるわけではなく、徐々に変わっていきます。

そのため、「方位線の境界付近」は、隣り合う方位の影響を受けて、両方の「吉凶」が混じりあうとされているようです。

「吉方位」に行ったつもりでも、隣の「凶方位」の影響が出て、悪いことが起こってしまうとか、「五黄殺」とよく似た「凶作用」が起こるとか言われています。

どんな作用が起こるのかは、流派や鑑定者によって違っているようですが、「方位線の境界付近」は「隣り合う方位の気が混じる」ので避けたほうがよいというのは、共通した見解のようです。

それらの境界区域の範囲は、これも流派や鑑定者によって見解が分かれていますが、おおよそ「方位線から左右に約5度ずつの範囲」というのが一般的。

特に、「長期旅行」や「引越」の時には、避けたほうが賢明みたいですよ。

まして、「真北」「磁北」や「メルカトル図法」「正距方位図法」のどれを選ぶかによっても、「方位線の境界付近」は「方位」が変わりやすい場所になります。

ですから、そのあたりは避けるようにして、できるだけ確実な「吉方位」を選ぶようにしたほうが、「開運」のためにはいいのかもしれませんね。

方位線の境界付近の考え方

【方位線付近の吉凶】

■「方位」を区分する「方位線」は、隣接する2つの方位の影響力が「混じりあう」とされている

■「気学・方位学」では、数学などのように急にハッキリと変わるわけではなく、徐々に変化していくので、「年・月・日・時間」「距離」「方位」「方位盤」など、あらゆるものの境界で隣同士が混じりあう範囲がある

■「気が混ざる」ことによって、「吉方位」に行ったつもりが、「凶方位」の影響をモロに受けてしまったということが起こりえる

■そのため、自宅からの「方位線の境界付近」の場所へは、「引越」や「祐気取り(吉方位旅行)」はあまりおススメできない

■境界区域をどの範囲にすべきかは諸説あるが、一般的には「境界線」から左右に「約5度」ずつの範囲を境界区域と考えるとよいとされる

■「境界線」から、左右に「4~6km」あるいは「約3度」くらいの範囲が「凶方位」の影響が混じる「純粋な吉方位にならない」境界区域であるという見方もある

■地球の自転方向は、北半球を上にして見た場合は地図上の右から左へ動くため、「境界線」から右側部分の「方位」のほうが混ざりやすく、左側の「方位」は混ざりが少なくなるという見解もあり、右側は「約5~6度」、左側は「約2~3度」を境界区域と考えるとよいとされる

■旅行などで「境界線に近い場所」であることが分かったら、できるなら宿泊先を方位の境界線から遠ざけて、間違いなく確実に「吉方位」だといえるような場所に変更したほうがいいかもしれない

■「境界線」では、「長期旅行」などの「長期間の移動」や「引越」には特に気をつけて、その場所を避けたほうがよい

■明らかに「方位線の境界」の内側で「吉方位」の場所であっても、「境界線」の近くである場合、隣の方位が「凶方位」であれば、その「気」が「混じる」ことで、「吉方位」へ行ったつもりが、「凶作用」を受けてしまうと言われている

■特に「隣の方位」の「凶殺」が「五黄殺」「暗剣殺」「破(は)」の場合は、同等の被害を受けることがあるとか

■「境界線」の近くでも、隣の方位も「吉方位」である場合は問題ないが、「吉作用」がやや弱くなるという意見もある

■今現在「運気が高い人」は、方位線付近の「吉方位」は気にせず行っても問題ないが、「運気が弱い人」は、「凶方位」の影響を受けやすいので、方位線付近の「吉方位」は避けたほうがよい

■流派や鑑定人によっては、「境界線の内側」で明らかな「吉方位」であるならば、「境界線付近」は「吉方位」の方がより色濃く出るため、影響はあるが気にしなくてもよいとも

■「方位の境界線付近」は、「五黄殺」の作用と同様の「凶作用」があるとも言われている

■一時的に「凶方位」を経由しても悪影響はほとんどないため、移動中に「境界線付近」を通ってもまったく問題ないが、道中であっても「2時間以上滞在する場所」や「食事・温泉入浴・宿泊する場所」は、明確な「吉方位」の範囲内に収めるのが無難かも

■どうしても「境界線付近」を旅行したいという場合には、そこで楽しむのを最優先し、「宿泊施設」だけは「境界線付近」から遠ざけるようにするといいかもしれない

この記事のまとめ

    • 気学では、その「効果の源」や「占い方」に関する重大な見解の相違が存在しており、決着はついていない
    • 効果に対する説明には「地磁気説」と「天体運航説」があり、流派や占い師は大きく2つに分かれている
    • 気学の占い師は、どちらかというと「天体運航説」より「地磁気説」をとっている人が多いようである
    • 「磁北」と「真北」の問題では、方位磁石の発明時期から推測すると「真北」に理があると思われる
    • 「地図上の方位」か「球面上の正確な方位」かの問題では、古くから使われた地図上の方位に一理ある

 

-開運旅行・風水

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