「カラーテレビ」が爆発的に普及した1970年代から、「テレビ番組」はそれまで以上の幅の広がりを見せ始めます。
その1つが「映画の番組」で、テレビによる映画放送自体はかなり早くから行われており、70年代以前にもありましたが、「カラーテレビ」の普及に歩調を合わせるように、ぞくぞくとカラー時代に即した新しい「映画のテレビ番組」が放送開始されていきます。
それらは、またたく間に人気を博し、70年代前半にはすっかり定着しました。
私の小さいころ、父と母が仕事が終わってのんびり晩酌しながら居間で「映画のテレビ番組」を見ていたのを思い出します。
私もそれにくっついて、「遅いから寝なさい」という声を無視しながら、「いっちょまえ」にテレビに映し出される映画を見ていました。
小学生だったのでよくわからないセリフや映像もありましたが、ちょっと大人になったような気もしてとても好きだったのを覚えています。
今の方がテレビや映像の技術ははるかに進んでいますが、それでもあの頃のものの方が「何とも言えないよさ」がある気がしますね。
古き良き、しあわせな時代だったんでしょうか。
この記事では、1970年代から90年代にかけてテレビで人気のあった「映画番組」をなつかしく感じる方のために、その中でも特に思い出に残る「番組」や「2時間ドラマ枠」を選んで、その概要とテーマソングに関してお話ししてみたいとおもいます。
この記事を読むことで、昔なつかしい「映画の番組」や「2時間ドラマ枠」を振り返ることができ、当時の思い出がより鮮明に思い出されるようになるかもしれません。
この記事を読んでほしい人
- テレビの「映画番組」がけっこう好きでよく見ていた人
- 「水曜ロードショー」「月曜ロードショー」「ゴールデン洋画劇場」などを見たことがある人
- 「金曜ロードショー」の「水野晴郎」や「日曜洋画劇場」の「淀川長治」を覚えている人
- 1970年代~90年代のおもな「映画のテレビ番組」の概要とテーマソングが知りたい人
- 「火曜サスペンス劇場」や「土曜ワイド劇場」をなつかしく思う人
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【テレビの映画番組】
テレビ番組としての「映画番組」は、カラーテレビが一般へ普及し始めるとともに、放送局のカラー放送の中継網が完成し、1966年(昭和41年)にはじめて放送開始されています。
当初は以下の3つでしたが、それが名前を変えてリニューアルされたり、あるいは新しく立ち上げられたりして、現在まで脈々と系譜が続いています。
■【土曜洋画劇場】⇒Yahoo!
1966年10月1日~1967年4月1日
NETテレビ:現テレビ朝日
※「淀川長治」が解説を担当
番組改編で「日曜洋画劇場」となる
■【火曜映画劇場】⇒Yahoo!
1966年4月~1966年9月
1967年4月~1967年9月
フジテレビ
■【日曜映画劇場】⇒Yahoo!
1966年1月9日~1966年4月3日
NETテレビ:現テレビ朝日
※改編で「火曜映画劇場」となる
1966年10月4日~1973年9月
ちなみに1966年(昭和41年)といえば、テレビ番組でいうと「サンダーバード」「笑点」「ウルトラQ」「ウルトラマン」「マグマ大使」「おそ松くん」「ママとあそぼう!ピンポンパン」「魔法使いサリー」などが放送開始になった年です。
また、「11PM(イレブン・ピーエム)」の司会に大橋巨泉が抜擢され、「第17回NHK紅白歌合戦」は、なんと視聴率74.0%もあったそうですよ。
テレビで放映される映画は、フィルムやビデオで撮影され最初は映画館で上映される一般的な「映画」と、最初からテレビ番組のドラマとして放送されるために製作される映像作品の2つがあります。
映画館上映用として撮影された映画はテレビ番組の枠にキレイに収まらないために、編集でカットされて放映されるのが特徴です。
今では、DVDやレンタル店などが普及しており、ノーカット版は簡単に見ることができますが、当時はそうではなかったので、カットされた部分が見たくてしょうがありませんした。
そういう点では、今の人はうらやましい限りです。
■金曜ロードショー
「金曜ロードショー」は1985年10月4日から現在まで日本テレビ系で毎週金曜日に放送されている映画の番組です。
2012年4月6日の放送から「金曜ロードSHOW!」にタイトル変更されましたが、2021年4月2日放送分から再び番組枠のタイトルを、9年ぶりに初代の「金曜ロードショー」に戻しています。
映画はその多くが土曜日に封切られることから、特にシリーズ映画の最新作公開のときは、前日の「金曜ロードショー/金曜ロードSHOW!」で前回作や関連作品が放送されるケースが多かったそうです。
また、テレビ初放送や地上波初放送の作品も多くあるのが特徴です。
もともとは「水曜ロードショー」でしたが、放送日を金曜日に移動する形で「金曜ロードショー」が始まりました。
解説者でもっとも有名なのが、初代の「水野晴郎(1985年10月4日~1997年3月28日放送分まで)」で、
「いやぁ、映画ってほんっとうにいいもんですね~!それではまた、ご一緒に楽しみましょう」というフレーズは、この「金曜ロードショー(前身の水曜ロードショーから)」で有名になりました。
テーマ曲は有名アーティストに依頼されており、「ピエール・ポルト」「久石譲」「岩代太郎」「大野哲二」などが作曲しています。
特に印象的で有名なのが、初代テーマソング「Friday Night Fantasy/ピエール・ポルト・アンド・ヒズ・オーケストラ」でしょう。
2代目テーマソングの「Cinema Nostalgia/久石譲」もいい曲ですね。
■水曜ロードショー
「水曜ロードショー」は、1972年4月5日から1985年9月25日まで、日本テレビ系で毎週水曜日の21:00~22:56に放送されていた映画の番組です。
「水曜ロードショー」が番組枠を移動する形になり、前述の「金曜ロードショー」が放送開始されました。
解説者は、「水野晴郎(1972年10月4日~1983年6月1日放送分まで、及び、1985年4月3日~最終回放送分まで)」がもっとも有名で、例の「いやぁ、映画ってほんっとうにいいもんですね~!それではまた、ご一緒に楽しみましょう」という決めゼリフは、この番組(1974年4月3日放送分『シェーン』)からだそうです。
テーマ曲は有名アーティストに依頼されており、「ニニ・ロッソ」の作曲・演奏した曲「Wednesday Night」が、最初から最後まで使用されました。
ちなみに「水曜ロードショー」には同名タイトルの別番組があり、こちらは1989年10月4日から1993年9月29日まで毎週水曜21:00~22:54にTBS系で放送されていました。
この別番組はもともとは「月曜ロードショー」として、荻昌弘を解説に迎えて20年以上放送していましたが、番組編成の改編のあおりを受けて転々と移動させられていたのが、水曜の21時台の放送枠に落ち着いたものです。
解説者で有名なのは3代目の「宮島秀司」で、「シネマ・アイ」と名乗り、番組最後に「映画のような夢を!」というセリフで締めくくっていました。
「月曜ロードショー」時代の流れを受け継ぎ、海外映画の放送が多かったようです。
■月曜ロードショー
「月曜ロードショー」は、1969年10月6日から1987年9月21日まで、毎週月曜21:00~22:54にTBS系で放送されていた映画の番組です。
もともとは、1966年7月2日から1969年3月29日まで放送されていた「土曜ロードショー(毎週土曜22:05~23:50)」と、
1969年4月4日から1969年9月26日まで放送されていた「金曜ロードショー(毎週金曜19:30~21:30:上述の日本テレビ系の金曜ロードショーとは関係ない)」の系譜に位置します。
海外映画の吹き替え作品を中心に放送していました。
映画評論家の「荻昌弘」が、テレビの前の視聴者に語りかけるような落ち着いた雰囲気で解説を担当していました。
番組枠の変遷が多く、
「土曜ロードショー(1966年7月2日~1969年3月29日)」⇒「金曜ロードショー(1969年4月4日~1969年9月26日)」⇒「月曜ロードショー(1969年10月6日~1987年9月21日)とリニューアルされ、
その後「ザ・ロードショー(1987年10月6日~1988年9月27日)」⇒「火曜ロードショー(1988年10月18日~1989年3月14日)」⇒「火曜ビッグシアター(1989年4月4日~1989年9月19日)」⇒「水曜ロードショー(1989年10月4日~1993年9月29日)」となっています。
テーマソングは
オープニング「Overture/ブロードウェイ・ミュージカル『Peter Pan』より」 と、
エンディング「The Party's Over/レイ・アンソニー・アンド・ヒズ・オーケストラ」です。
■日曜洋画劇場
「日曜洋画劇場」は1967年4月9日から2013年3月31日放送までは毎週月曜枠で、2013年4月7日からは「日曜エンターテインメント」内で映画を取り上げる際に、「日曜エンタ・日曜洋画劇場」の二重タイトルで不定期放送をしている映画の番組です。
2017年4月の番組改編で「日曜エンターテインメント」が終了になり、「日曜洋画劇場」もその番組枠での放送は終了します。
もともとは「土曜洋画劇場(1966年10月1日~1967年4月1日)」というタイトルで放送されていましたが、番組枠を移動し、以後はずっと「日曜洋画劇場」として長寿番組になりました。
「洋画劇場」と言いながら、邦画も放送しています。
番組の顔はなんといっても「淀川長治」で、前身の「土曜洋画劇場」からずっと「日曜洋画劇場」1998年11月15日放送分まで、冒頭と終了後の解説を亡くなるまで担当してきました。
番組冒頭の「ハイ皆さん、こんばんは」から始まって、「怖いですねえ~、恐ろしいですねえ~」と話す独特の節回しや、番組最後の「それでは次週をご期待(お楽しみ)下さい。サヨナラ!、サヨナラ!、サヨナラ!...」というセリフで、「サヨナラおじさん」として一躍全国的に有名になりましたね。
番組当初は、この「サヨナラ!」の回数が毎回違っていたそうで、ある日淀川は、小学生の男の子から直接電話で「淀川さんが『サヨナラ』と何回言うかが、小学校の友達の間で毎週賭けられている」という話を聞きました。
賭けといっても、ただ当たったら自慢するだけのたわいないものだったようですが、淀川は「賭けをするのは良くないことですよ」と諭し、それからは「サヨナラ」の回数は3回だけにすると決めたという逸話?があります。
その他にも、誠実でまじめな人柄がにじみ出る逸話を数多く持った人でした。
ちなみに、アーノルド・シュワルツェネッガーの愛称「シュワちゃん」は、「淀川長治」が命名したものだそうですよ。
エンディングテーマの「So in Love/コール・ポーター」がテーマソングとして有名です。
■ゴールデン洋画劇場
「ゴールデン洋画劇場」は、1971年4月2日~1981年3月27日には毎週金曜日の21時台、1981年4月4日~2001年9月29日は毎週土曜日の21時台にフジテレビ系で放送された映画の番組。
2001年10月6日放送分より「ゴールデンシアター」(2001年10月6日~2003年9月27日)としてリニューアルされましたが、
その後「プレミアムステージ」(2003年10月4日~2006年3月25日)⇒「土曜プレミアム」(2006年4月1日~現在:2007年4月14日から放送枠を拡大)となり、今に至っています。
もっとも有名な解説者は2代目の「高島忠夫」であり、うつ病で正式に降板するまで延べ約27年にわたり「ゴールデン洋画劇場」の顔としてホスト役をこなしました。
オープニングテーマは4つ作られており、
初代(1971年4月~1981年3月)は「ゴールデン洋画劇場テーマ/高沢智昌」
2代目(1981年4月~1995年3月)は「ゴールデン洋画劇場のテーマ/八木正生」
3代目(1995年4月~1997年3月)は「YESTERDAY S DREAM(『ゴールデン洋画劇場』タイトルテーマ)/立原摂子
4代目(1997年4月~2001年9月)は「『ゴールデン洋画劇場』テーマ/佐山雅弘」
となっています。
■木曜洋画劇場
「木曜洋画劇場」は、1968年(昭和43年)2月8日から2009年(平成21年)3月26日まで、テレビ東京系で毎週木曜日の21:00~22:54に放送されていた映画の番組です。
この番組は、スタートから1969年(昭和44年)9月25日までは90分枠(21:00~22:26)の番組でしたが、1969年(昭和44年)10月2日の放送から22:56まで延長し2時間枠とされました。
その後天気予報枠の拡大のため、若干時間を削られながらも、最後までずっと2時間枠のまま長く放送されています。
放送される映画は、「アクション」や「SF」「ホラー」などを中心としたラインナップでした。
他局が放送しなくなった「旧作」や、他局が放送権を購入しない「B級」「Z級」や「ビデオスルー作品」などの放送が多く、それがこの番組の特徴にもなっていて、ある意味で貴重な存在だったと言えます。
「木曜洋画劇場」と銘打ちながら、邦画を放送する場合もあり、その際には番組名を「木曜洋画劇場特別企画」に変更して放送したり、番組名を一切名乗らずにスルーしたりする事もあったそうで、けっこうアバウトな感じの番組でした。
2時間枠となってからは、番組冒頭に「木曜洋画劇場 今夜の見どころ」という解説が存在し、番組の終わりにも「まとめの解説」がありましたが、2003年(平成15年)3月27日の「ロボコップ」の放送を最後に「映画解説が廃止」されています。
解説は、1969年(昭和44年)10月2日の放送から8代続いていますが、特に有名だったのは6代目の「山城新伍(1981年4月2日~1982年2月25日)」と8代目の「木村奈保子(1987年10月8日~11月12日/1988年1月7日~2003年3月27日)」でしょうか。
ちなみに、「山城新伍」は、、サンテレビジョンの「火曜洋画劇場」(1979年10月9日~2002年3月26日/枠の移動により1987年10月~1989年10月は「水曜洋画劇場」となる)という番組でも、番組開始から放送終了まで全期間にわたって映画解説を担当していました。
「木曜洋画劇場」最後の解説者となった「木村奈保子」は、男性が多かったゴールデンタイムの映画解説者としては珍しく女性であり、彼女の降板により、民放キー局のゴールデンタイムの「映画番組」には、専属の解説者は存在しなくなってしまい、その意味でも最後の解説者となりました。
「木村奈保子」の「あなたのハートには何が残りましたか?」という決めゼリフを覚えている方も多いかもしれません。
ホラー系などの怖い映画を放送する時は、「子供は寝ましょう」と言う事もあったそうです。
「木村奈保子」が解説者を降板したあとの2004年(平成16年)ころから、予告や番組宣伝は、「独特の言い回しやフレーズ」、「ダジャレ」や「明らかにネタに走った吹き替え字幕」、「映画自体や映画のテーマなどにまったく関係ない音楽・映像編集」「声優による個性的なナレーション」を使ったものとなりました。
「おやじギャグ」満載で、けっこうおもしろく見ていたので、その意味でも番組が無くなってしまったのは、惜しまれてなりません。
オープニング映像は全期間を通じて7種類ほど作られているようです。
エンディングテーマは、放送開始当初から1989年度過ぎまで使われていましたが、その後廃止されてしまっています。
エンディングには、「小さな恋のメロディ」のサントラに収録されている「Romance Theme in F(Fのロマンス・テーマ)/リチャード・ヒューソン・オーケストラ」が、ずっと使用されていました。
【2時間ドラマ枠】
映画専用の枠ではありませんでしたが、「2時間ドラマ」の枠でも映画を放送することがたまにあったような気がします。
特に私はミステリーが大好物ですので、「火曜サスペンス劇場」や「土曜ワイド劇場」はよく見た記憶がありますね。
「2時間ドラマ」は、1977年7月2日に放送開始のテレビ朝日系「土曜ワイド劇場」が先駆けとなり、1980年代に入ると民放各局が続々と制作・放送し、1990年代中ごろまでは週に8本の枠が作られるほど人気がありました。
2000年代に入ると大幅なリニューアルや枠の再編などが進み、日本テレビ系で放送されていた「火曜サスペンス劇場」が2005年9月で放送終了したことは、その象徴的な出来事だったと言えそうです。
耳に残るなつかしいテーマソングもあり、それを聞けば、長い間記憶の底にあったノスタルジックな思い出がよみがえってくるかもしれません。
■火曜サスペンス劇場
「火曜サスペンス劇場」は、1981年9月29日から2005年9月27日まで日本テレビ系で毎週火曜日に放送された2時間ドラマ番組です。
「火サス」の愛称で親しまれました。
1981年の放送開始から約24年間放送され、一時期は視聴率20%を超えるドル箱番組でしたが、2000年以降になると視聴率低下に歯止めがかからず、「DRAMA COMPLEX-ドラマ・コンプレックス-」(2005年11月1日~2006年10月17日)⇒「火曜ドラマゴールド」(2006年10月31日~2007年3月27日)へと改編されていきました。
ちなみに「火曜サスペンス劇場」の最多出演俳優は「水谷豊」、最多出演女優は「浜木綿子」、犯人役として出演した最多俳優(女優)は「藤真利子」だそうですよ。
「船越英一郎」や「片平なぎさ」「山村紅葉」じゃないんですね。
オープニングテーマは3つあり、
初代(1981年9月29日~1983年4月26日)は「夢のセレナードミッドナイトクライシス 火曜サスペンス劇場オープニングテーマ'81/木森敏之」、
2代目(1983年5月3日~1989年5月30日)は「火曜サスペンス劇場フラッシュバックテーマ/木森敏之」、
3代目(1989年6月6日~2005年9月27日)は「火曜サスペンス劇場フラッシュバックテーマ/木森敏之」(2代目のアレンジ)となっています。
「火曜サスペンス劇場」はオープニングテーマのほかに主題歌を設定していて、オープニングとエンディングでそれぞれ曲が流されました。
放送期間を通して全26曲が主題歌となっており、楽曲は以下の通りとなっています。(リンク先はYouTubeです)
1【聖母たちのララバイ/岩崎宏美】
1981年9月29日~1983年4月26日
2【家路/岩崎宏美】
1983年5月3日~1984年6月26日
3【橋/岩崎宏美】
1984年7月3日~1985年6月25日
4【25時の愛の歌/岩崎宏美】
1985年7月2日~1986年9月30日
5【夜のてのひら/岩崎宏美】
1986年10月7日~1987年11月24日
6【風のLONELY WAY/杉山清貴】
1987年12月1日~1988年12月20日
7【化石の森/柏原芳恵】
1988年12月27日~1989年5月30日
8【シングル・アゲイン/竹内まりや】
1989年6月6日~1990年9月18日
9【告白/竹内まりや】
1990年9月25日~1991年10月1日
10【あなたの海になりたい/真璃子】
1991年10月8日~1992年9月22日
11【愛という名の勇気/益田宏美】
1992年10月13日~1993年9月28日
12【遥かな時を越えて/中村彩花】
1993年10月12日~1994年3月29日
13【名前のない愛でもいい/白井貴子】
1994年4月12日~1995年1月31日
14【Day by day/沢田知可子】
1995年2月7日~1996年3月26日
15【ごめんね・・・/高橋真梨子】
1996年4月2日~1997年5月27日
16【バラード/石井明美】
1997年6月3日~1998年4月7日
17【横顔/酒井法子】
1998年4月14日~9月22日
18【体温/Paradise Lost】
1998年10月13日~1999年4月27日
19【哀しい人/中村雅俊】
1999年5月4日~2000年3月14日
20【幸せのかたち/高橋真梨子】
2000年4月4日~9月26日
21【深紅の花/工藤静香】
2000年10月3日~2001年10月16日
22【Tears in Crystal/ANRI】
2001年10月23日~2002年5月28日
23【出逢い/安全地帯】
2002年6月4日~2003年12月9日
24【ハナミズキ/一青窈】
2004年1月6日~12月14日
25【空蝉/中村雅俊】
2005年1月11日~5月31日
26【小さな恋の夕間暮れ/森山直太朗】
2005年6月7日~9月27日
■土曜ワイド劇場
「土曜ワイド劇場」は、1977年7月2日から2016年3月26日までテレビ朝日系で放送されていた2時間ドラマです。
通称は「土ワイ」だって知ってましたか?
その後、「土曜プライム・土曜ワイド劇場」(2016年4月2日~2017年4月上旬)として「土曜プライム」という番組の一企画の扱いで存続しましたが、
「土曜プライム」終了に伴い2017年4月から「日曜ワイド」が新設されることになりました。
2時間ドラマ枠の第1号であると同時に、後続のすべての2時間ドラマ番組よりも後まで同一時間帯同番組名で存続してきた、有数の長寿番組と言えましたが、残念ですね。
数々の名作が放映されましたが、中でも私が好きだったのが1977年(昭和52年)に始まった「天知茂」主演の「江戸川乱歩の美女シリーズ」でした。
このドラマは大ヒットシリーズとなり、「天知茂」が亡くなった1985年(昭和60年)以降も、主演が「北大路欣也」(1986年~1990年)「西郷輝彦」(1992年~1994年)と名優たちに受け継がれ、1994年(平成6年)まで続く長寿作となっています。
「土曜ワイド劇場」のオープニングでは原作者ごとに異なるオリジナルのテーマ曲が使用されており、1996年3月までは主要出演者と共にオープニング最後には、原作者・脚本家・音楽家・監督などが画面に登場していたそうです。
もっとも有名なオープニングテーマは、1997年4月5日〜2004年10月30日に渡って使用された「金田一耕助風の人物が女の子を捕まえる」というもの。
流れる曲は「Diabolic Sequence/片倉三起也」です。
2015年4月4日からオープニングテーマを廃止してしまいました。
エンディングテーマは、番組開始から長らくタイアップ曲はありませんでしたが、放送20年目に入った1996年から使用され始め、番組終了まで全11曲がタイアップ曲として番組の顔になっていきました。
私も、「promised you/ZARD」「もう少し/Kiroro」「スカーレット/スキマスイッチ」などの曲は、印象的でよく覚えています。
1【あなたの愛になりたい/辛島美登里】
1996年7月~1997年3月
2【あなたのその胸に/松田聖子】
1997年4月~1998年9月
3【JOY/TRF】
1998年10月~2000年3月
4【promised you/ZARD】
2000年4月~2002年12月
5【北極星/ゴスペラーズ】
2003年1月~2003年9月
6【もう少し/Kiroro】
2003年10月~2007年6月
7【Smile again/BoA】
2007年7月~2010年6月
8【花鳥風月/森山直太朗】
2010年7月~2011年9月
9【今日になるから/熊木杏里】
2011年10月~2013年3月
10【スカーレット/スキマスイッチ】
2013年4月~2016年9月
11【70億のピース/秦基博】
2016年10月~2017年4月
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「Tower Records(タワーレコード)」は、アメリカ生まれの大手CDショップチェーンで、日本でもレコード全盛の時代から「NO MUSIC, NO LIFE.」のキャッチコピーで知られ、音楽の購入方法がダウンロードやストリーミングなどに中心が移ってしまった今でも、音楽の実店舗としては「No.1」であり、現在も「CD」「DVD」「書籍」などを販売していて、コアなファンも多くいます。
「Rock」「Pops」は言うに及ばず、「Classic」「Jazz」「Fusion」など幅広いジャンルにわたって品ぞろえは豊富で、さまざまな「音楽情報」「タワーレコード限定商品」「オンラインショップ限定特典」などもあり、「CD」「DVD」や「音楽系の書籍」「グッズ」などをよく買う方にとっては、魅力的な専門的なショップです。
「昔ながらのレコードやCDを買いたいという音楽ファンの人」「CDやDVD・ブルーレイなどで音楽を聴きたい人」「レコードやCDでの音質にこだわる人」「タワーレコード限定グッズやオンライン限定特典に魅力を感じる人」「インターネットに詳しくはないが音楽好きな人」「ジャケットを見ないと音楽を聴いた気にならない人」などには非常におススメ!
コロムビアミュージックショップ
「コロムビアミュージックショップ」は、日本有数の老舗レコード会社である「日本コロムビア」の公式通販サイトで、「演歌」「歌謡曲」から「J-POP」「ロック」「クラシック」「ジャズ」「アニメ」「特撮もの」や「キッズ」「ファミリー」など、幅広い「年代」「ジャンル」にわたる「音楽に関わる商品」を販売しています。
歴代の人気アーティストの作品を取り揃えており、市販されている「CD」や「DVD」「Blu-ray」をはじめとし、「通販限定CD-BOX」や「グッズ」「フォト」「オリジナル特典つきCD」などの「限定もの」のほか、「レコード」「カセット」までもあるなど、「コロムビアミュージックショップ」でしか手に入らない商品が多数購入できるのは、「音楽好き」にはとても魅力的!
「音楽が好きな人」「昔のヒット曲を集めた企画もののCDを探している人」「好きなアーティスト関連のグッズが買いたい人」「コレクションしているアーティストがいる人」「なつかしのアーティストの楽曲や写真・映像を楽しみたい人」には、非常におススメです!
なつかしの映画を本で振り返ってみる
映画関連書籍のチェックは電子書籍が便利かも
BookLive!
「BookLive!」は、世界最大規模の総合印刷会社「凸版印刷」の系列会社が運営する「国内最大級」の「総合電子書籍ストア」で、100万冊以上ラインナップされ「全ジャンル」にわたり品揃えが豊富なことや、「入会時限定50%OFFクーポン」「1日1回クーポンガチャ」「LINE@クーポン」「まとめ買いptバック」などのほか、「ポイント還元」では「Tポイント」「クラブ三省堂ポイント」がもらえるなど、「クーポン」「キャンペーン」「ポイント還元」の充実ぶりは「ネットの口コミ」でも大好評!
「会員登録なし」で誰でも「無料で15000冊以上」の電子書籍を「まるごと1冊」読める「無料作品コーナー」や、「激安コーナー」「値引き作品コーナー」などでかなりお得に電子書籍を読めること、「作者のプロフィールや作品一覧」「レビュー」などが分かりやすく充実していることや、本棚アプリが使いやすく「本棚が使いやすい電子書籍ストアNo.1」にも選ばれたこともあるなど、人気が高く安心して利用できる使い勝手のよいサービスはとても魅力的です!
「さまざまなジャンルをいろいろ読みたい人」「『無料立ち読み』が好きな人」「本棚の『整理機能』や『サポート機能』などの使い勝手や読み心地にこだわりたい人」「『1日1回クーポンガチャ』などの充実したキャンペーンやクーポンが魅力的だと思う人」「『Tポイント』『クラブ三省堂ポイント』を利用する人」「できるだけ安く電子書籍が買いたい人」「本を選ぶときには作品一覧やレビューも必ず見るという人」には、非常におススメ!
BOOK☆WALKER
「BOOK☆WALKER」は、業界TOP3に入る大手出版社「KADOKAWA」が運営する「電子書籍ストア」で、運営会社の安全性は高く安心して利用でき、「全ジャンル」にわたって品揃えされていますが、「ライトノベル」では「KADOKAWA」は絶大な影響力があり、それがそのまま「BOOK☆WALKER」の大きな特徴になっているため、とくに「ライトノベル」「マンガ」「小説」「写真集」などの「エンタメ系のジャンル」には強みがあります。
会員登録をすると無料で自動適用される「ブックウォーカークラブ」という「会員ランク制度」があり、毎月の購入額でランク分けされて、ランクによって「電子書籍」を購入したときの「ポイント還元率」がアップしていきますし、ほかにも「初回購入金額の50%ポイント還元(上限なし)」「追加料金なしのオリジナル特典つき電子書籍の配信」「予約購入するだけで還元率アップ」「まる読み10分」などのキャンペーンも充実しているほか、スマホやタブレットのアプリも高機能で使いやすいと好評!
「ライトノベルが好きな人」「作者やイラストレーターによる『オリジナル描き下ろし』『ショートストーリー』『ドラマCD』などの『オリジナル特典つき電子書籍』が欲しい人」「ジャンルを問わず書籍を毎月一定額以上購入する人」「キャンペーンやポイント還元率は大切だと思う人」「『文庫・ライトノベル』『マンガ・雑誌』の読み放題プランに魅力を感じる人」「エンタメ系の本を中心に利用したい人」「KADOKAWA系の作品が好きな人」には、おススメ!
⇒豊富なラインナップで本をもっと快適に読もう! 【ブックライブ】
Kindle Store
「kindleストア」は、「Amazon」が運営する「総合電子書籍ストア」で、取り扱っている書籍の数は、他の電子書籍の販売サイトを圧倒的に上回る業界最高クラスであり「全ジャンル」に強く、中でも「ビジネス書」のジャンルが強みがあること、そして「検索性」に優れることや、30日間無料の「お試し期間」もあるなど、使い勝手も抜群!
電子書籍専用のリーダー端末「Kindle」は、紙の書籍に近い読み心地を実現しており使って損はないアイテムですし、「スマホ」や「タブレット」に「アプリ」をダウンロードすれば「Kindleストア」で購入した電子書籍を読めることや、また「Amazonプライム」に会員登録していると約1000冊程の書籍が無料で読め、さらに「定額読み放題サービス」である「kindle unlimited」の会員になると、120万冊以上もの本を好きなだけ読むことができるのも魅力的!
「本をたくさん読みたい人」「電子書籍専用リーダー端末『Kindle』を使いたい人」「Amazonの通販をよく利用している人」「読みたい本や欲しい本が決まっている人」「定額読み放題のKindle Unlimitedにとても魅力を感じる人」「ビジネス書を中心に本を購入したい人」には、特におススメ!
楽天Kobo
「楽天Kobo」は、「楽天」が運営する、「Kindleストア」に次ぐ業界シェアNo.2の安心安全な「電子書籍ストア」で、ジャンルや品揃えに関してはこの2つが業界最高レベルであり、ほとんどすべての「出版社」「ジャンル」の書籍と取り揃えていますが、特に「洋書」に関しては「kindleストア」をしのぐほどの品揃えで使い勝手もよく、また、専用リーダー「Kobo」でも「スマホ」や「タブレット」用の「アプリ」でも読むことができるのは便利です。
自分の好きな本だけを読むのなら、「ポイント」が使える「楽天kobo」の方が「kindleストア」よりもお得であり、「amazon」より「楽天」を使うことが多ければ、「楽天カード」などとの連携で「ポイント」がザクザク貯まるので、「キャンペーン」や「クーポン」「セール」などをうまく利用し、「ポイント」とあわせて使えば、かなり「おトク」にできますし、雑誌専門の「定額読み放題サービス」である「楽天マガジン」もあるのは魅力!
「楽天市場や楽天関連のサービスを普段よく利用する人」「楽天カードを持っている人」「割引きよりもポイント還元が好きな人」「電子書籍専用リーダー『Kobo』を使いたい人」「小説や洋書を中心に購入する予定の人」「楽天の『セール』や『キャンペーン』『クーポン』を利用したい人」「雑誌だけ読めればいいので『楽天マガジン』に魅力を感じる人」には、とくにおススメ!
ブック放題
「ブック放題」は、350種類以上の雑誌が読めるソフトバンク系の「雑誌読み放題サービス」で、「1ヶ月無料のお試し期間」があることや、「記事検索ができる」「複数端末が利用できる」、事前にダウンロードした雑誌をいつでも「スマホアプリを使って読める」ことなど、使い勝手がよいのはうれしいところ。
大きな特徴は、最新の「雑誌」だけでなく「マンガ」も読み放題で楽しめることで、マンガは旧作が中心ですが3万冊以上が揃っており、「懐かしの名作マンガ」が楽しめるのと、「旅行誌るるぶ」の取扱が他のサービスよりも圧倒的に豊富なので「旅行好き」には魅力的!
「月額料金が安い雑誌読み放題サービスを探している人」「なつかしいマンガが大好きな人」「旅行先で『るるぶ』が見たい人」「日常や旅先での暇つぶしに雑誌を読みたい人」「雑誌記事を検索したい人」「複数端末で利用したい人」には、おススメです!
この記事のまとめ
おもな内容のポイント整理
この記事のまとめ
- テレビの「映画番組」が始まったのは、カラーテレビが一般に普及し始めた1966年から
- 1970年代にカラーテレビが一気に普及すると同時に、それらの番組も大人気となった
- 1970年代には「映画のテレビ番組」を見ながら一家団らんをするのが定番の風景ともなった
- DVDやVODなどの映像コンテンツの普及や生活スタイルの変化により、「映画のテレビ番組」はその役割を終えた
- 2時間ドラマは、尺の短いものしかなかったテレビ番組と長尺の映画との中間的役割を果たす