


神社に参拝するときは作法があります。
できるだけその作法に沿ってお参りをする方が、神様も祈願したことを叶えてくれるかもしれません。
人間に置き換えれば分りやすいと思いますが、あまり親しく会ったこともない「無作法な人」が何を言おうと、ふつう私たちはまったく耳を貸しません。
それは、神々もまた同じであろうと思います。
あまり厳格に堅苦しくする必要はないですが、ご利益を与えてくれる神々に敬意を表すためにも、ある程度「参拝の作法」は守った方がよさそうです。
神社の大小には関係なく、ご利益参りをするときには、「お参りの作法」をちょっとだけ気にしておきましょう。
由緒ある神社仏閣が散在する「神楽坂」「飯田橋」の界隈は、ありがたいご利益にあずかれるだけでなく、「食の街」としても有名ですので、ちゃんとグルメもしておくと「運気アップ」がさらに効率的にできそうです。
この界隈の神社でとくに有名なのが、神楽坂にある「赤城神社」と飯田橋にある「東京大神宮」であり、この二社をはしごしてお参りすると、「縁結び」のご利益が倍になるとか。
お散歩しがてら立ち寄って、バッチリ「運気アップ」を期待したいところですね。
この記事では、東京でのご利益参りで開運したい方のために、東京「神楽坂」「飯田橋」「水道橋」周辺にある開運神社をご紹介していくことにしましょう。
この記事を読むことで、「神楽坂」「飯田橋」「水道橋」の周辺で開運の願いをかなえてくれそうな神社がどこなのかが分かり、よりポイントを押さえたご利益参りができるようになるかもしれません。
この記事を読んでほしい人
- 東京の「神社」のお参りで運気上昇を期待している人
- 東京の「神楽坂」「飯田橋」「水道橋」周辺にある「開運神社」が知りたい人
- グルメや散歩しながら「ご利益参り」をして「吉運」になりたい人
- 「開運」「金運」を叶えてくれそうな神社に参拝したい人
- 「開運」「金運」「神社」「御朱印」「お神札」「お守り」に興味がある人
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【神楽坂周辺】
■赤城神社
赤城神社は、1300年に群馬県の赤城山のふもと周辺から移住した大胡氏が赤城神社を勧請し、早稲田のあたりに創建されました。
その後1460年に太田道灌によって牛込台に移され、さらに1555年に現在地へ遷座しました。
江戸時代には江戸大社の1つとして神田明神、山王日枝神社と並んで「江戸の三社」と称され、また新宿牛込の総鎮守として重要な神社でした。
大東亜戦争(太平洋戦争)で社殿は全焼しましたが、1951年(昭和26年)には本殿が再建されています。
2010年に「赤城神社再生プロジェクト」によって、社殿が全面リニューアルされて面目を一新し、「デザイナーズ神社」という呼び方もされているようです。
再開発され社殿境内を一新した日本橋福徳神社もそうですが、神社とは思えないようなスタイリッシュさが祈りの空間とよくマッチしており、とても気持ち良い空間に仕上がっています。
デザイン監修は建築家の隈研吾が担当し、「2011年度グッドデザイン賞」を受賞しました。
願掛けにご利益があるといわれ、マスコミ、特にテレビ関係者の祈願が多い神社として有名で、ドラマのロケ地としても結構使われています。
縁結びでも知られている赤城神社ですが、境内にある末社の「出世稲荷神社」と「蛍雪天神」も有名で、出世金運と学問合格の運を授かりに、サラリーマンや受験生などがたくさん訪れています。
また、「八耳神社」(祭神は厩戸皇子=聖徳太子)は、知恵の神さまとして知る人ぞ知るパワースポットと言われています。
縁起物もユニークで、「ゲゲゲの鬼太郎ちゃんちゃんこお守り」や「目玉のおやじお守り」などがあり、なかなかそそられます。
境内にある「あかぎカフェ」はなかなかオシャレで、参拝したあとのグルメにも一役買ってくれますし、神楽坂は飲食店も豊富にありますので、ほどよくまったりした時間を過ごすことができます。
【神社データ】
【所在地】
東京都新宿区赤城元町1-10
【TEL】
03-3260-5071
【アクセス】
東京メトロ東西線「神楽坂」駅出口1神楽坂口より徒歩1分
都営地下鉄大江戸線「牛込神楽坂」駅出口A3より徒歩8分
【神社HP】
http://www.akagi-jinja.jp/
【祭神】
磐筒雄命(いわつつおのみこと)、赤城姫命

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【飯田橋周辺】
■東京大神宮
東京大神宮は「東京のお伊勢さま」と呼ばれており、1880年(明治13年)に有楽町の大隈重信邸跡に落成した皇大神宮遙拝殿が起源になります。
その後、大神宮祠と改称しましたが、世間一般には日比谷大神宮で名が通っていました。
1923年(大正12年)に関東大震災で社殿を焼失したあと、1928年(昭和3年)に現在地に遷座して再建され、それ以後は飯田橋大神宮と呼ばれました。
1946年(昭和21年)に東京大神宮と改称されて今に至ります。
1900年(明治33年)にのちの大正天皇がここで結婚式をされ、それが現在の神前結婚式のスタイルとして広まっていきました。
縁結びの神社として高名で、テレビ・雑誌やインターネットなどのメディアに縁結び・恋愛・結婚のパワースポットとして繰り返し紹介されており、それ程広くない境内はいつ行っても参拝者が多く行列になっていることもよくあります。
私も最初に行ったときは驚きましたが、その日は土日祝日にあたったため、「平日なら大丈夫かな?」と思って2回目の参拝は平日に行ってみましたが、やっぱり行列でした。
しかも、女性ばっかりで男性はほとんどいませんでした。女子恐るべし・・・です。
「女性の縁結びの神社」としては東京一有名な神社で、「参拝すると彼氏ができる!結婚できる!復縁できる!」ということのようです。
東京大神宮では、豊受大麻(伊勢神宮外宮のおふだ)を授与しており、神宮大麻(伊勢神宮内宮のおふだ)はよく見かけますが、これはなかなか珍しいです。
境内末社の「飯富稲荷神社」は、東京大神宮で一番のパワースポットで、歌舞伎の名優9代目市川團十郎が篤く崇敬し、自らが主演する演目で大当たりをとったという伝説が残る「出世稲荷」であり「芸能の神」でもあります。
一般的には縁結びの神社として有名すぎるくらい有名ですが、ちゃんと金運もいただけます。
金運を授かるには本殿に祀られている「豊受大神」と飯富稲荷神社の「稲荷神」がポイントになりますので、両所ともきちんとお参りしておきましょう。
【神社データ】
【所在地】
東京都千代田区富士見2-4-1
【TEL】
03-3262-3566
【アクセス】
JR中央線・総武線「飯田橋」駅より徒歩5分
東京メトロ南北線・東西線・有楽町線「飯田橋」駅より徒歩5分
都営地下鉄大江戸線「飯田橋」駅より徒歩5分
【神社HP】
http://www.tokyodaijingu.or.jp/
【祭神】
天照皇大神、豊受大神、天之御中主神(あめのみなかぬしのかみ) ほか

1:できるだけ人が少ない朝早い時間帯に行く
2:本殿だけでなく、境内末社の飯富稲荷神社も必ず参拝する
3:ご神木とせせらぎの池のあたりに少しの間佇んでいる
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■牛天神北野神社
牛天神北野神社は、源頼朝が1184年にこの地で夢に菅原道真(天神)からお告げを受けて、平氏追討のあと太宰府天満宮から勧請して創建しました。
境内の太田神社には、かつて貧乏神といわれた「黒闇天女(くらやみてんにょ)」が祀られていて、福徳を授けてくれると言われています。
ある旗本が小石川に住んでいてとても貧乏でしたが、ある夜夢枕に貧乏神が現れて、「我は貧乏神なり。長い間居心地がいいのでこの家に住みついていたが、このたびよそへ移ることにした。ついては、長年世話になった礼に福徳を授けよう。毎月、1日と15日、25日に赤飯と油揚げを供えて私を祀れば礼として福徳を授ける。」と告げ、旗本がその通りにしてみると、それ以後は万事よいことづくめになりとても裕福になりました。
その旗本は、感謝をこめて貧乏神の神像を牛天神北野神社に納めたことから、この神社に貧乏神が祀られています。
そんな由来があるために、金運とはとても縁が深い神社だと言え、「ついている貧乏神を追い払い、福の神を招き入れることができる」と、江戸時代から篤い信仰を集めています。
境内にある「ねがい牛」は、牛の形に似た自然石でご神体でもあり、この石を撫でると願いが叶うとされています。
なお、貧乏神である暗闇天女は弁財天の姉と言われていますが、たしか弁財天の姉は吉祥天だったような・・・?ということは暗闇天女=吉祥天なんでしょうか?
吉祥天は、毘沙門天の妻であり有数の福神として美と福徳を授けると言われているので、貧乏神である暗闇天女は世を忍ぶ仮の姿ということなのかもしれません。
まぁ細かいことは気にせずに、金運を授けていただきましょう。
【神社データ】
【所在地】
東京都文京区春日1-5-2
【TEL】
03-3812-1862
【アクセス】
東京メトロ丸ノ内線・南北線「後楽園」駅より徒歩10分
都営地下鉄三田線・大江戸線「春日」駅より徒歩10分
JR中央線・総武線「飯田橋」駅より徒歩10分
東京メトロ南北線・東西線・有楽町線「飯田橋」駅より徒歩10分
都営地下鉄大江戸線「飯田橋」駅より徒歩10分
【神社HP】
http://www.ushitenjin.jp/
【祭神】
菅原道真(天神)

「ねがい牛」を撫でるのも忘れずに。
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【水道橋周辺】
■金刀比羅宮 東京分社
金刀比羅宮 東京分社は、1819年に板橋市左衛門という人物の邸内社として金刀比羅宮を勧請されたのがはじまりで、1880年(明治13年)に神社として認められ、1888年(明治21年)に金刀比羅宮の境外末社に加えられました。
板橋宿の大火により社殿焼失したのを機に、1890年(明治23年)には神田和泉町にあったものを、深川古石場町に移転し、「深川のこんぴらさん」として親しまれていました。
しかし、大東亜戦争(太平洋戦争)で戦災にあい社殿を全焼し、1964年(昭和39年)に讃岐高松藩の邸内社として奉斎されていた「水道橋金刀比羅神社」と「深川のこんぴらさん」を合祀して、現在地に遷座しました。
それ以来「水道橋のこんぴらさん」として親しまれ、現在に至ります。
金刀比羅宮は「丸に金の文字」の神紋から、金運の神社と言われています。
虎ノ門金刀比羅宮ほどメジャーではありませんが、こちらは讃岐金刀比羅宮の境外末社であり正式な分社なので、虎ノ門金刀比羅宮に引けは取りません。
【神社データ】
【所在地】
東京都文京区本郷1-5-11
【TEL】
03‐3811‐2038
【アクセス】
都営地下鉄三田線「水道橋」駅より徒歩3分
JR中央線「水道橋」駅より徒歩5分
【神社HP】
http://www.konpira.or.jp/(金刀比羅宮本宮のサイト)
【祭神】
大物主命(大国主命)、倉稲魂神(稲荷神)

【周辺のグルメ情報】
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この記事のまとめ
- このエリアのおもな金運神社は「赤城神社」「東京大神宮」「牛天神北野神社」「金刀比羅宮東京分社」
- このエリアは、「神楽坂」「飯田橋」「水道橋」などの下町風情のあるグルメスポット
- 「赤城神社」は、「江戸の三社」とも称された大神社で、オシャレに再生した空間が心地よい
- 「東京大神宮」は、「縁結び」のご利益で女性に超大人気の、金運にも強い強力パワースポット
- 「牛天神北野神社」は、源頼朝が創建した、貧乏神を追い払い福の神を招く福徳の神社