


1968年(昭和43年)は日本の音楽業界にとって、1つの大きなトピックがあった年です。
それは「オリコンチャート」が、正式に1968年(昭和43年)1月4日付から集計を開始したことです。
「グループサウンズ」は、その全盛期を迎え、始まったばかりの「オリコンチャート」を「グループサウンズ系の曲」が席巻していくことになります。
また、11月4日には、伝説の音楽番組「夜のヒットスタジオ」の放送が開始されました。
この番組は、1990年10月3日まで放送が続く長寿番組でしたが、1960年代末から1980年代にかけては、「夜のヒットスタジオ」へ出演することが、歌手にとって一種のステータスをはかるものと見られるようになっていきます。
この記事では、1968年に大人気だった「ヒット曲」をなつかしく思う方のために、「年間ヒット曲」「その年の注目曲」を中心に、その年の出来事や「日本や世界の音楽事情」、放映が始まった「テレビ番組」や公開された「映画」などについてお話ししてみたいとおもいます。
この記事を読むことで、忘れえぬ「1968年という時代」を振り返ってみることができ、その当時のなつかしさいっぱいの記憶を昨日あったことのように呼び起こすことができるようになるかもしれません。
この記事を読んでほしい人
- 「1968年」に人気のあった「ヒット曲」「注目曲」「アーティスト」が知りたい人
- 「1968年」にあった芸能界や音楽界のトピックが気になる人
- 「1968年」に世の中で起こった主な出来事を振り返りたい人
- 「1968年」の「年間ランキング50位までの曲」や「注目曲」を聴きたくなった人
- 「1968年」の「テレビ番組」や「封切映画」をなつかしいと思う人
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1968年(昭和43年)の音楽事情
オリコンチャート集計開始
「オリコンチャート」とは、オリコングループのデータサービス事業会社であるオリコンリサーチ株式会社が発表する音楽・映像ソフトなどの売り上げを集計したランキングのことで、現在日本で最も名の知れた音楽ランキングの1つです。
記念すべきオリコン・シングルチャートの第1回の週間1位は、「ラブユー東京/黒沢明とロス・プリモス」でした。
ただし、それ以前に「北国の二人/ジャッキー吉川とブルーコメッツ」が正式集計開始前の実験的なチャートで2週連続1位を記録しており、「幻の1位」と呼ばれています。
音楽チャート業界では、当時から現在に至るまでたくさんの同業他社の中にあっても影響力は大きく、アメリカの「ビルボード・チャート」と同様、音楽界での評価指標として真っ先に用いられるまでになっています。
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「GSブーム」が頂点へ!
また、ヒット曲の傾向としてはグループサウンズが前年からのブームをさらに押し広げており、1968年(昭和43年)夏頃にはグループサウンズ・ブームがピークを迎え、雨後のタケノコのように100を超えるグループがレコードデビューを果たしています。
1968年(昭和43年)のヒット・チャートに、「グループサウンズ」の楽曲が占める割合は「1/4以上」にのぼりました。
1967年(昭和42年)末から1968年(昭和43年)にかけてリリースされた曲で、ヒットしながらも、おしくも、年間ヒット・チャートにランク・インしなかった名曲や佳曲もたくさんあり、ピークというにふさわしい充実ぶりだったと言えます。
しかし、翌1969年(昭和44年)春には「ザ・タイガース」「オックス」などの人気グループから主要メンバーが相次いで脱退したことと、人気グループであった「ジャッキー吉川とブルー・コメッツ」など、「ムード歌謡」をはじめとする他の音楽分野に大きく路線変更するようなグループも現れ、「グループサウンズ」隆盛の流れは急速にしぼんでいくこととなります。
そして、1970年(昭和45年)頃には完全に「グループサウンズ・ブーム」は終焉を迎えることとなり、1971年(昭和46年)に入るとほとんどのグループが解散か、もしくは、自然消滅をしていきました。
しかしその後、人気のあった「グループサウンズ」で「リード・ヴォーカル」を務めていた人物の中から、グループ解散後も「歌手」や「ミュージシャン」「俳優」または「タレント」などとして芸能界の第一線で活躍し続ける人物を多数輩出することになりました。
また、リード・ボーカル以外の「他の楽器パート」を務めていた人物にも、「俳優」や「作曲家」「音楽プロデューサー」「芸能事務所経営者」などになり、音楽界・芸能界の重鎮におさまっている者が何人も存在します。
近年、ブームの終了後に長い間「懐メロ」と一括りにされていた「グループサウンズ」の再評価が進んでおり、高い評価を受ける「グループ」や「楽曲」もたくさん存在しています。
「グループサウンズ・ブーム」はあっけなく終わることになりましたが、日本の音楽界・芸能界にとって非常な収穫をもたらした「ブーム」であったことは間違いないようです。
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「ザ・ビートルズ」の不和
この年1968年(昭和43年)11月22日、「ザ・ビートルズ」は2枚組のアルバム「ザ・ビートルズ」をリリースしています。
世界で4番目に売れたこのアルバムは、イギリスの画家「リチャード・ハミルトン」と「ポール・マッカートニー」によってデザインされたアルバムジャケットは白一色で、そのジャケットのイメージから「ホワイト・アルバム」という別名がついており、そちらの方が知名度が高いかもしれません。
この頃の「ザ・ビートルズ」は、それぞれの連帯感が薄まり、バラバラになりつつあったので、このアルバムも「ソロ作品の集合体」といった趣があり、全体としてのまとまりに欠けると評されることもあるようです。
また、「ホワイト・アルバム」のレコーディングの期間中に「リンゴ・スター」が一時グループを脱退した(厳密に言えば「レコーディングを拒否した」)というエピソードがあったことから、「ザ・ビートルズ」崩壊の始まりと言われる作品でもあります。
そうした、「ザ・ビートルズ」内でのまとまりの欠如とは裏腹に、アルバムのセールス的には「『超』の付く大成功」をおさめており、数々の記録を打ち立てました。
当時は「サイケデリック調」の派手なデザインのジャケットが多かったため、「真っ白なジャケット」にタイトルをエンボス加工し、通し番号が振られただけのシンプルなジャケットは、逆に新鮮であると評価され、アルバムの評価を高めるのに寄与しています。
前年の1967年(昭和42年)、「ザ・ビートルズ」は自らの財産を運用するための会社「アップル・コア」を設立しますが、実はこの会社は音楽だけでなく傘下に映画や芸術等の7部門を持つ巨大な企業で、経営に関しては全くのド素人である4人が会社を制御できるはずがなく、結局まがりなりにも成功したのはレコード部門の「アップル・レコード」だけだったと言われています。
1968年(昭和43年)は、「アップル」とその財政問題に振り回され、経営をめぐって対立した彼ら4人は2派に分かれて反目し、最終的に「ポール・マッカートニー」と他の3人の間での訴訟に発展することになります。
そうした、さまざまな「フラストレーション」がメンバー間の不和の大きな原因の1つとなっていったと言われています。
「ザ・ビートルズ」の崩壊は、すぐそこにまで来ていました。
さてそれでは、この頃どんな曲がヒット・チャートに入っていたのか、ちょっとのぞいてみましょうか。(リンク先はすべてYouTubeとなっています)
ランキングに収まらなかったヒット曲は「ピックアップ」として最後に掲載してありますので、そちらも是非どうぞ。
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1968年(昭和43年)の日本
【この年の出来事】
さて、1968年(昭和43年)の日本はどんな時代だったかを見てみましょう。
この年は、殺人犯の金嬉老が寸又峡温泉の旅館に人質13人をとり龍城した「金嬉老事件」、東京府中市で白バイ警官に変装した男が現金輸送車を奪い逃走した「3億円事件」などの特筆すべき大き事件が、連続して起こります。
また、学生運動は激化の一途をたどり、特に東京大学、早稲田大学、日本大学などの有名校で大学当局や警察との闘争が行われました。
中でも東大ではこの年を通じて「インターン闘争」に始まる「東大紛争」を展開し、翌1969年の警視庁機動隊による全学共闘会議の鎮圧「東大安田講堂事件」につながっていきます。
そのほかに、「イタイイタイ病」「水俣病」「阿賀野川水銀中毒」などが次々と正式に公害病認定された年でもありした。
明るいニュースとしては「川端康成のノーベル文学賞受賞」「国民総生産(GNP)がアメリカに次いで2位」などがあります。
ちなみに「郵便番号制度」がスタートしたり、大塚食品工業(現・大塚食品)がレトルト食品のパイオニア「ボンカレー」を発売したのもこの年。
国際情勢では、ベトナム戦争への反戦ムードが高まり、「反戦集会」「ヒッピースタイル登場」「サイケデリックな広告・ファッションの流行」など、明るい浮ついた雰囲気の中にも、基調となる暗い影が全体に広がりを見せていた時代ともいえます。
1968年(昭和43年)は、良くも悪くも前年の1967年(昭和42年)の世相を引き継ぎながら、それを一歩推し進めたような世相であったと言えそうですね。
【テレビ番組】
テレビの世界でも名作が目白押しで、
ドラマでは、「大河ドラマ 竜馬がゆく」「連続テレビ小説 あしたこそ」「おやじ太鼓」「肝っ玉かあさん」「男はつらいよ(テレビドラマ版)」「キイハンター」「進め!青春」「ガンマン無情」などが放映されています。
中でも、若き日の「野際陽子」や「千葉真一」が活躍した「キイハンター」が人気を博しました。
バラエティや教養番組では、「お笑い頭の体操」「人に歴史あり」など。
アニメや子供番組では、「巨人の星」や「ゲゲゲの鬼太郎」「サイボーグ009」「キャプテン・スカーレット」などの名作が放送開始となりました。
【封切映画】
この年の日本映画では、「リオの若大将」「女と味噌汁」
「日本一の裏切り男」「クレージーメキシコ大作戦」「空想天国」「ドリフターズですよ!盗って盗って盗りまくれ」「ドリフターズですよ!冒険冒険また冒険」
「社長繁盛記」「続 社長繁盛記」「喜劇 駅前開運」「喜劇 駅前火山」
「人間魚雷 あゝ回天特別攻撃隊」「陸軍諜報33」「連合艦隊司令長官 山本五十六」
「黒蜥蜴」「藪の中の黒猫」「吸血鬼ゴケミドロ」「昆虫大戦争」「吸血髑髏船」
「ザ・タイガース 世界はボクらを待っている」「進め!ジャガーズ 敵前上陸」などの作品が公開されていました。
劇場用アニメや子供向け映画では、「東映こどもまつり」「東映まんがパレード」「東映ちびっ子まつり」「ガメラ対宇宙怪獣バイラス」「怪獣総進撃」などが、大人気となっています。
日本で封切された洋画では、「卒業」「しのび逢い」「あの胸にもういちど」「ロミオとジュリエット」
「アルプスの少女ハイジ」「白い恋人たち」「チキチキバンバン」
「俺たちに明日はない」「殺しの分け前 ポイント・ブランク」「サムライ」「刑事マディガン」
「パーマーの危機脱出」「さらば友よ」「ブリット」
「招かれざる客」「召使」「冷血」「暗くなるまで待って」「華麗なる賭け」
「ウィル・ペニー」「怒りの荒野」「バンドレロ」「星空の用心棒」「血斗のジャンゴ」「復讐のガンマン」
「アンツィオ大作戦」「コマンド戦略」「荒鷲の要塞」
「2001年宇宙の旅」「猿の惑星」「バーバレラ」などの、作品がありました。
動画配信(VOD)で映画を楽しむ
映画が堪能できるおススメVOD
Hulu
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■年間ランキング ベスト50
■年間1位~10位
1【星影のワルツ/千昌夫】
2【帰ってきたヨッパライ/ザ・フォーク・クルセダーズ】
3【恋の季節/ピンキーとキラーズ】
4【小樽のひとよ/鶴岡雅義と東京ロマンチカ】
5【恋のしずく/伊東ゆかり】
6【花の首飾り/ザ・タイガース】
【C/W 銀河のロマンス】
7【サウンド・オブ・サイレンス/サイモン&ガーファンクル】
8【ゆうべの秘密/小川知子】
9【マサチューセッツ/ビージーズ】
10【シー・シー・シー/ザ・タイガース】
■年間11位~20位
11【伊勢佐木町ブルース/青江三奈】
12【新宿そだち/津山洋子・大木英夫】
13【盛り場ブルース/森進一】
14【小さなスナック/パープル・シャドウズ】
15【思案橋ブルース/高橋勝とコロラティーノ】
16【エメラルドの伝説/ザ・テンプターズ】
17【霧にむせぶ夜/黒木憲】
18【天使の誘惑/黛ジュン】
19【神様お願い!/ザ・テンプターズ】
20【夕月/黛ジュン】
■年間21位~30位
21【君だけに愛を/ザ・タイガース】
22【花と蝶/森進一】
23【虹色の湖/中村晃子】
24【釧路の夜/美川憲一】
25【雨の銀座/黒沢明とロス・プリモス】
26【星を見ないで/伊東ゆかり】
27【涙のかわくまで/西田佐知子】
28【ラブユー東京/黒沢明とロス・プリモス】
29【ケメ子の歌/ザ・ダーツ】
30【乙女の祈り/黛ジュン】
■年間31位~40位
31【命かれても/森進一】
32【たそがれの銀座/黒沢明とロス・プリモス】
33【愛の園/布施明】
34【デイドリーム/ザ・モンキーズ】
35【ガール・フレンド/オックス】
36【こころの虹/ジャッキー吉川とブルーコメッツ】
37【悲しくてやりきれない/ザ・フォーク・クルセダーズ】
38【サイモン・セッズ/1910フルーツガム・カンパニー】
39【バラの恋人/ザ・ワイルドワンズ】
40【薩摩の女/北島三郎】
■年間41位~50位
41【世界は二人のために/佐良直美】
42【すてきなバレリ/ザ・モンキーズ】
43【廃虚の鳩/ザ・タイガース】
44【知りすぎたのね/ロス・インディオス】
45【ドック・オブ・ベイ/オーティス・レディング】
46【旅路のひとよ/鶴岡雅義と東京ロマンチカ】
47【おかあさん/ザ・テンプターズ】
48【ヘイ・ジュード/ザ・ビートルズ】
49【長い髪の少女/ザ・ゴールデン・カップス】
50【モンキーズのテーマ/ザ・モンキーズ】
■この年の注目曲
■【邦楽】ピックアップ
■アーカイブ 1~30
■【好きになった人/都はるみ】
■【亜麻色の髪の乙女/ヴィレッジシンガーズ】
■【年上の女/森進一】
■【今は幸せかい/佐川満男】
■【グッドナイト・ベイビー/ザ・キングトーンズ】
■【ブルー・ライト・ヨコハマ/いしだあゆみ】
■【愛のさざなみ/島倉千代子】
■【三百六十五歩のマーチ/水前寺清子】
■【小さな日記/フォー・セインツ】
■【青年は荒野をめざす/ザ・フォーク・クルセダーズ】
■【あの時君は若かった/ザ・スパイダース】
■【愛するってこわい/じゅん&ネネ】
■【あなたのブルース/矢吹健】
■【受験生ブルース/高石友也】
■【愛の奇跡/ヒデとロザンナ】
■【洋楽】ピックアップ
■アーカイブ 1~30
■【オブ・ラ・ディ、オブ・ラ・ダ/ザ・ビートルズ】
■【ジャンピン・ジャック・フラッシュ/ローリング・ストーンズ】
■【シーズ・ア・レインボー/ローリング・ストーンズ】
■【ハッシュ/ディープ・パープル】
■【ホワイト・ルーム/クリーム】
■【この素晴らしき世界/ルイ・アームストロング】
■【おしゃべりはやめて/エルヴィス・プレスリー】
■【キャント・ヘルプ・フォーリン・イン・ラヴ/エルヴィス・プレスリー】
■【さよならを教えて/フランソワーズ・アルディ】
■【あなたのとりこ/シルヴィ・バルタン】
■【恋はみずいろ/ポール・モーリア】
■【シバの女王/ポール・モーリア】
■【白い恋人たち/フランシス・レイ】
好きな時に好きな曲を楽しむ!
おススメの音楽配信サイトなど
レコチョク
「レコチョク」は、音楽会社各社が参画する「ダウンロード購入」タイプの音楽配信サービスで、そのため幅広いジャンルにわたってラインナップが豊富であり、「自分の好きなアーティストや楽曲だけをたのしみたい人」にはおススメ!
「ハイレゾ配信」も行っており、「ストリーミング(サブスクリプション)」タイプや「CD/DVD」などよりも、「高音質」で聴くこともできます。
「ダウンロード」による「デジタルデータの購入」なので、楽曲のデータを消去してしまわない限りは、人気の「サブスクリプション」(定額料金で多数の楽曲が聴き放題になる)タイプのように、音楽配信が停止になって「聞けなくなってしまう」ようなことがないのがいいところですね!
KKBOX(ケイケイボックス)
「KKBOX」は、台湾発祥の定額制ストリーミングタイプの音楽配信サービスで、日本国内では2013年よりスタートし、前身となった「LISMO unlimited powered by レコチョク」が2011年に開始しているのを加えると、音楽配信としては老舗ブランドと言え、その特徴は楽曲数の多さに加えて「アジア圏の楽曲」にめっぽう強いことで、「アジア圏のアーティスト」に関しては、「KKBOX」でしか聴けないという曲もけっこうあります。
再生した音楽をスマートフォンなどの端末に「キャッシュ」してくれる機能が便利で、一度定額で済む「Wi-Fi」で再生してキャッシュしてさえおけば、2回目からはオフライン再生でき、外出中でもお金をかけずにストレスなく高音質で楽曲を楽しめるほか、曲とともに歌詞をハイライト表示する機能や、歌詞から曲を検索する機能、アーティストの独占映像やライブ映像の配信までされています。
「日本を含めたアジア系の音楽が大好きな人」「KKBOXでしか聴けない曲が聞きたい人」「無料期間が1か月くらいあったほうがいい人」「外出中に音楽を聴くことが多い人」「よく曲の題名を忘れてしまう人」「通信料が気になって仕方がない人」などにはおススメのサービスです!
e-onkyo music
「e-onkyo music」は、ハイレゾ音源だけを扱う「日本のハイレゾ音源配信の元祖」ともいえるサイトであり、「mora」とともにハイレゾ音源を購入できる国内の2大配信サイトと言われています。
ほかの配信サイトでは、ハイレゾと非ハイレゾの音源が混在しており、購入時には注意が必要ですが、「e-onkyo music」であれば、超高音質のハイレゾ音源だけを選ぶことができるので安心です。
ジャンルは「オールジャンル」といっていい充実ぶりで、曲数も多いので、「音質を楽しみたい」なら「e-onkyo music」はいい選択になるでしょう。
Tower Records(タワーレコード)
「Tower Records(タワーレコード)」は、アメリカ生まれの大手CDショップチェーンで、日本でもレコード全盛の時代から「NO MUSIC, NO LIFE.」のキャッチコピーで知られ、音楽の購入方法がダウンロードやストリーミングなどに中心が移ってしまった今でも、音楽の実店舗としては「No.1」であり、現在も「CD」「DVD」「書籍」などを販売していて、コアなファンも多くいます。
「Rock」「Pops」は言うに及ばず、「Classic」「Jazz」「Fusion」など幅広いジャンルにわたって品ぞろえは豊富で、さまざまな「音楽情報」「タワーレコード限定商品」「オンラインショップ限定特典」などもあり、「CD」「DVD」や「音楽系の書籍」「グッズ」などをよく買う方にとっては、魅力的な専門的なショップです。
「昔ながらのレコードやCDを買いたいという音楽ファンの人」「CDやDVD・ブルーレイなどで音楽を聴きたい人」「レコードやCDでの音質にこだわる人」「タワーレコード限定グッズやオンライン限定特典に魅力を感じる人」「インターネットに詳しくはないが音楽好きな人」「ジャケットを見ないと音楽を聴いた気にならない人」などには非常におススメ!
music.jp
「music.jp」は「音楽配信」だけでなく、「動画配信」と「電子書籍」も一緒に楽しめるサービスで、「動画配信」の作品数は国内最大級の18万本以上と充実しており、満足いくラインナップです。
他のVODなどと違うのは、音楽と書籍は「購入」、動画は「レンタル」となり、月額料金を「ポイント」に変えて、デジタル作品を通常よりも安く「購入」「レンタル」することができるというところ。
月々もらえるポイントを全部使ってしまえばそれ以上は「課金」になり、「定額で見放題」などではないですが、「ポイント」は多めにもらえますし、「音楽作品」「映像作品」「電子書籍」を一緒に楽しめるのは、「映像作品とテーマソングや原作をリンクして楽しみたい人」には大きなメリットと言えるでしょう。