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 前回の記事では、お歳暮やお中元を贈る際に、相手に喜んでもらうにはどんなことに気をつけたほうがいいのかを考えてみました。

そこでは、お歳暮・お中元に人気の高い品を念頭におきながら、避けた方がいいものについてはできるだけ注意して選ばないようにすること、そして相手の価値観や趣味嗜好などをふまえながら、限られた予算で質の高いものを贈れるように「早割」などを積極的に利用することをおススメしました。

基本的にはそういった考え方で問題ないと思いますが、この記事では選ぶべきものがより鮮明に思い浮かぶように、少し違った角度でお話をしてみましょう。

 継続的に使えるものがいいか、すぐに無くなるものがいいか

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 お歳暮・お中元には食料品や飲みものが選ばれることがダントツで多いですが、これらは食べたり飲んだりしてしまえばあとには残りません。

このことから、継続的に使えるものよりも、消費すればすぐに無くなるもののほうが、お歳暮やお中元での支持率が高いことがわかります。

これは、以下のような理由が考えられます。

 ●ギフトとしてあまり「重く」なり過ぎず適度に軽い方が相手がもらいやすい
 ●「涼」や「暖」などの季節感や、その土地ならではの特徴を出しやすい
 ●失敗した時にすぐに無くなるものの方がいい(相手が処分しやすく引きずりにくい)
 ●現在の関係性が永遠ではないので、関係の変化によって軽重や有無に変化をつけやすい
 ●ふつうは毎年繰り返し贈るものなので、すぐに消費されるもののほうが効果的

こうして考えると、すぐに無くなるもののほうがお歳暮・お中元としてはふさわしいことがよく分かります。

しかし、次のような場合には長く継続的に使えるものを贈っても別に問題ないかもしれません。

 ●相手の好み、趣味嗜好、ライフスタイルなどがよく分かっている
 ●相手と血縁、親友などの近しい関係である
 ●相手の生活水準や生活環境が自分とはかけ離れていない
 ●相手から「これが欲しい」と言われた

特に説明の必要はないかもしれませんが、「生活水準や生活環境が同水準かどうか」は「相手の欲しいと思っているものが贈れるかどうか」に結構深く関わっているような気がします。

同じようなものを欲しいと思っていても、生活水準や生活環境が違えば、思い描く内容や質がまったく違ってくるかもしれませんからね。

そういう人には、少なくともお歳暮・お中元としては食品などの「すぐに無くなってしまうもの」を選んだ方がよさそうです。

いずれにせよ「長く継続的に使えるもの」のほうが、お歳暮・お中元としての難易度は高くなってしまうようです。

 高いものを贈る?それとも値段は関係ない?

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 お歳暮・お中元として選ばれる価格のボリュームゾーン(最も多い範囲)は、3,000~5,000円台くらいが相場のようだというお話を前回しました。

実に全体の80%がその範囲に収まりますが、それよりも高い場合(全体の約5%)も安い場合(全体の約15%)もあります。

一般的には親戚など身内には安め(3,000円台)が多い傾向があり、取引先や目上の人などには高め(5,000円台)が多い傾向があるようです。

同格の人に対しては3,000円台が約50%もいましたし、目下・同格・目上のすべての相手パターンで3,000円台が最も多い価格帯であったことから、3,000円台が分岐点と言えそうです。

それ以上安いものを選ぶ人も全体の約15%ほどいるようですが、値札が貼ってあるわけではないにせよ、お歳暮・お中元にしては少しチープすぎる印象を持たれるかもしれません。

また、6,000円以上のものを選んでいる人も約5%ほどいますが、あまり高価なものを贈るのは相手にとっても自分にとっても負担に感じるでしょうし、出費に見合った好印象を与えることが少し難しくなるような気がします。

やはり多くの人が選ぶように、3,000~5,000円台くらいで、量は多くなくても質が高いものを選ぶのが、一番コストパフォーマンスがいいでしょう。

 毎年同じものにする?今回は違うものを贈る?

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 前回の記事では「毎年同じものを贈るのはいい方法だ」とお伝えしましたが、これには前提条件があります。

「以前贈ったものが喜ばれた」ことがあるのがその条件で、もしそうでないのなら、少し注意した方がいいかもしれません。

人によっては毎年同じものが贈られてくることを快く思わない人もいるようで、そのタイプの人に毎回同じ品を贈ると「何も考えていない」とか「心がこもっていない」「こちらを軽く考えている」ととられる可能性もあります。

贈る相手の趣味嗜好、価値観、性格などをキチンと見極めないと逆効果になりますので、気をつけてくださいね。

別に何とも思わない人もいますので、「どうでしたか?」などのリサーチができるなら、しておいた方がいいかもしれません。

もし、相手の反応がよくわからないのであれば、お歳暮・お中元に贈るものを変えてみるほうがよさそうです。

同じものを贈って文句を言われることはあっても、贈るものに変化をつけて文句を言われることはあまりないでしょうから。

もし、「前にもらった●●のほうがよかった」と言われれば、次の時にはその●●に変えればいいだけの話です。

 贈るときにはどんな基準で選ぶべき?

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 お歳暮・お中元は、贈る側と贈られる側の絆を高める大切なものであり、日本の伝統文化として大事にしていくべき慣習だと思いますが、何を贈るかのモノ選びはなかなか難しいですよね。

考えれば考えるほど悩ましいですが、あまり考え過ぎるのは「狙い過ぎ」につながり、よくないかもしれません。

テレビのお笑い番組やバラエティでも、狙い過ぎたものはかえってウケが取れずに大スベリすることがよくあります。

それよりも、贈る相手の心に「感謝」と「好印象」を残すことに徹することが大事です。

自分の好き嫌いだけで選んでしまことは絶対にせず、贈る相手の事情をよく把握した、相手の趣味嗜好や価値観に寄り添った贈り物であることが重要ですので、まずは、相手のことをよく知ることから始めてみましょう。

相手ありきであり、軸足は「贈られる側」にあることを忘れなければ、贈る側の「感謝」が十分に伝わり「好印象」を与える、いいお歳暮・お中元にできると思います。

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