日本人の多くが生き方を選び始めたのが、昭和40年代以降の高度経済成長後のことです。 それ以前の昭和20年代は、日本という国自体が大東亜戦争(太平洋戦争)敗戦後のショックと混乱を立て直すのに一生懸命であり、貧しい人が大多数で、生き方を選んでいる暇などはありませんでした。 昭和30年代に入ると多少敗戦後の混乱という要素は薄らいできますが、やはりまだ国民の大多数が貧乏であり、若者特有の悩みなどはあったにせよ、それがドラマとして取り上げられて大ヒットすることは考えられず、ラジオや白黒テレビで流れるドラマは「大人 ...