日本人はどういうわけかミステリーや刑事ドラマを非常に好む傾向にあるそうです。

もちろん海外でもミステリーや刑事ドラマは人気が高いジャンルなのですが、日本ではいつテレビをつけてもどこかしらのチャンネルでミステリーや刑事ドラマが放送されているとか。

また、ミステリーや刑事ドラマの新作が放映されないテレビドラマのクールはないとも言われています。

たしかに現在ミステリーや刑事ドラマは私たちには欠くべからざるテレビ番組として認知されていると思いますが、かつてその人気の基礎を作った大ヒットドラマが1960年代後半から1980年代前半(昭和でいうと40年頃から60年頃まで)にかけて存在しました。

今回はその中から「刑事もの」と呼ばれるテレビドラマについて、代表的なものを取り上げてみましょう。

それらの大ヒットがなければ、のちの「あぶない刑事」(1986~2016)「はぐれ刑事純情派」(1988~2005)「踊る大捜査線」(1997~2012)や「相棒」(2000~)などの大ヒットもなかったかもしれませんよ。

<伝説の刑事ドラマ>
太陽にほえろ!

Gメン’75

西部警察

噂の刑事トミーとマツ

キイハンター

非情のライセンス

大都会

熱中時代・刑事編

 刑事ドラマの今昔

 警察が舞台となる日本の映像作品は、1950年代から東映でシリーズ製作された映画「にっぽんGメン」や「警視庁物語」があり、これが刑事ドラマの原点とされています。

このあと日本テレビ系にて「ダイヤル110番」(1957年9月3日~1964年9月6日:30分番組)、NETテレビ(現テレビ朝日)にて「特別機動捜査隊」(1961年10月11日~1977年3月30日:1時間番組)の放送が開始されます。

「特別機動捜査隊」は初放送以来、15年半も放送され、いまだに60分の連続刑事ドラマとしては最多放送回数(全801話+特番2話)となっています。

この「特別機動捜査隊」は、5人チームの刑事たちが事件現場に急行して迅速に事件を解決に導くというスピーディな展開と、1話完結のため見逃しても問題なかったことから人気を集め、当時視聴率30%を越える人気を博しました。

この作品は刑事ドラマのスタイル(様式)に大きな影響を与えたという点でも、「日本の刑事ドラマのルーツと言える作品」と言え、以後多くの刑事ドラマが製作される原点となっているとされています。

その後、数多くの刑事ドラマが企画制作されて大ヒットを飛ばしたり、人気長寿番組になったりしたことは周知の事実です。

1960年代後半~1980年代前半に限ってみても、「七人の刑事」(1961~1979)「ザ・ガードマン」(1965~1971)「特捜最前線」(1977~1987)など、名作とされる作品は両手両足の指では足らないほど存在しますが、それら伝説の刑事ドラマの中からテーマソングが印象的な作品を中心に取り上げてみました。
 

 太陽にほえろ!

 「太陽にほえろ!」は、日本テレビ系で金曜日20:00から1時間枠で放送されていた刑事ドラマです。(1972年7月21日~1986年11月14日:全718話)

続編にあたる「太陽にほえろ!PART2」は、その直後の1986年11月28日から1987年2月20日まで、1クール全12回放送されました。

「ボス」こと藤堂係長(石原裕次郎)を中心に、ニックネームで互いを呼び合う警視庁七曲警察署(捜査第一課)捜査第一係の刑事たちの活躍や人間模様を描いたドラマであり、日本の刑事ドラマの代表格として語られることも多くあります。

それまでの刑事ドラマは事件と犯人が中心で描かれていましたが、七曲署の捜査一係の刑事たちすべてにフルネームとキャラクター設定を与えて、「青春アクションドラマ」と銘打って刑事を主役にした物語を展開した点が特徴です。

「走る刑事ドラマ」としても有名で、出演した勝野洋(出演期間は2年)と宮内淳(出演期間は約4年)のコンビが合わせて走った延距離は地球半周分とも言われるほどです。

基本的には、事件発生から解決までは1話完結であり、一係メンバーとそれをとりまく周辺の登場人物のエピソードなどは、時系列で描くというスタイルでした。

もう1つ、登場人物が作中で死亡する(殉職など)のが大きな特徴で、そのドラマチックさが長期にわたる人気の理由ともなっていました。

「早見淳 刑事」=マカロニ(萩原健一):52話⇒事件解決後、負傷した石塚(ゴリさん)の見舞いの帰り、立ち小便の直後に小銭狙いの通り魔に刺されて死亡。

「柴田純 刑事」=ジーパン(松田優作):111話⇒少年課勤務の婦人警官伸子と恋仲になり婚約するが、その矢先に自分が身を挺して守った男に撃たれ殉職。

「三上順 刑事」=テキサス(勝野洋):216話⇒七曲署での功績が認められ本庁に栄転が決まるが、正義感ゆえの焦りから単身で拳銃密造グループの取引現場に乗り込んでしまい、激しい銃撃戦の末に殉職。

「田口良 刑事」=ボン(宮内淳):363話⇒事件の関係者である女性を庇って被弾後、一係への電話連絡中、藤堂の声を聞きながら殉職。

「島公之 刑事」=殿下(小野寺昭):414話⇒アメリカから帰国する婚約者(香野百合子)を車で迎えに行く途中、センターラインをオーバーしてきたトラックを避けようとして崖から転落、爆発炎上し死亡した。

「滝隆一 刑事」=スコッチ(沖雅也):493話⇒拳銃密造事件での犯人逮捕後に喀血し、搬送先の病院で山村(山さん)と石塚(ゴリさん)に看取られながら、息を引き取る。

「岩城創 刑事」=ロッキー(木之元亮):519話⇒大追跡の末、ロッキー山脈で容疑者を追い詰めるが、小動物を庇ったところを撃たれて殉職。

「石塚誠 刑事」=ゴリさん(竜雷太):525話⇒覚せい剤密造事件に絡む暴力団との銃撃戦の直後、覚せい剤中毒者の凶弾に倒れ、病院へ搬送中の救急車内で、藤堂(ボス)と婚約者(水沢アキ)に見守られながら息を引き取る。

「春日部一 刑事」=ボギー(世良公則):597話⇒法では裁けない悪に立ち向かうため退職するが、その直後、人混みの中で通りすがりを装った組織の男達に刺殺され死亡。

「竹本淳二 刑事」=ラガー(渡辺徹):658話⇒つくば万博行きバスジャック事件の捜査中、そのバスを狙撃し、ある事件の証人を他の乗客もろとも抹殺しようとした犯人と相撃ちになり殉職。

「山村精一 刑事」=山さん(露口茂):691話⇒大掛かりな拳銃密輸事件を解決し、千代田署捜査第一係長への栄転が決まった直後、報復に出た暴力団組員に夜道で撃たれ、もみ合った末相撃ちとなり絶命する。

中でも松田優作の演じた「ジーパン」の殉職シーンはカッコよかったです。やはり稀有の才能と存在感をもった俳優だったのでしょう。

主演の石原裕次郎が体調を崩したため、急きょ打ち切りが決定されました。

後番組の制作準備期間中、未映像化脚本の消化のために1クール12回だけPart2が制作され、最後まで好評の中、番組が完結しています。

最高視聴率は40.0%でした。

番組開始に伴って主題歌候補が二曲ありましたが、一曲は主題歌として使用され、もう一曲は、マカロニ(萩原健一)の活躍シーンに使われる劇中曲となったそうです。

「マカロニ刑事のテーマ」が番組後期まで劇中曲として使用されたのをはじめ、「○○刑事のテーマ」と題されたBGMが多数あります。

【太陽にほえろ!メインテーマ/大野克夫】<YouTube>

【マカロニ刑事のテーマ/大野克夫】<YouTube>

【ジーパン刑事のテーマ/大野克夫】<YouTube>

 Gメン’75

 「Gメン’75」はTBS系で毎週土曜日21時から放送された刑事ドラマです。(1975年5月24日~1982年4月3日:全355話)

続編として、「Gメン’82」(1982年10月17日~1983年3月13日)、「Gメン’93」(1993年4月13日)「Gメン’75スペシャル」(2000年10月23日,2001年4月16日)が制作されています。

警視庁庁舎から独立した、黒木警視(丹波哲郎)を本部長とする特別潜入捜査班「Gメン」が、国内犯罪から国際犯罪まで様々な事件を解決していくハードボイルドな刑事ドラマでした。

一切の個人的感情を捨てて非情な捜査に命を懸けるGメン達の宿命や、さまざまな凶悪犯罪に虐げられる市民の悲劇や宿命を、陰惨かつ悲惨に描いた、社会派のドラマでもありました。

潜入捜査に始まって「沖縄米軍基地問題」「交通遺児」「安楽死」「成田空港問題」「200海里問題」「ロッキード事件」など社会問題を扱った話や、ちょっとした偶然から転落した犯罪者の話などバラエティー豊かな幅のある展開をしていましたが、次第に「不当捜査」「でっち上げ」「隠ぺい」などの警察内部の腐敗に挑む話などの、「警察の中の警察」という色合いが強くなっていきました。

アクションも積極的に取り入れ、香港を拠点にする犯罪組織との対決を描いた「vs香港カラテシリーズ」に代表される海外ロケ編や、アクションを前面に押し出したハードアクションシリーズやスカイアクションシリーズなどがあり、最高視聴率は32.2%を記録するなど、長年愛された作品でした。

芥川隆行によるオープニングテーマの「ハードボイルド Gメン’75 熱い心を強い意志で包んだ人間たち」というナレーションはカッコよかったですが、何といっても私はスペシャル版として放送されていた「vs香港カラテシリーズ」が大好きでした。

当時はブルース・リーの人気が非常に高かったころでもあり、小学生の私はドキドキしながら毎回見ていました。

オープニングテーマは、「Gメン’75のテーマ」(菊池俊輔作曲)が有名ですが、307話以降は「アゲイン」(ピエール・ポルト作曲)が使用されています。

エンディングテーマは「面影/しまざき由理」が最も印象的でしたが、全放送期間を通して13の楽曲が使用されています。(リンク先は<YouTube>です。)

1 【面影/しまざき由理】 第1~58話
2 【追想/しまざき由理】 第59~144話
3 【蜉蝣 かげろう/范文雀】 第94話のみ
4 【道/島かおり】 第145~174話
5 【漂泊 さすらい/江波杏子】 第160話のみ
6 【面影(3番の歌詞)/しまざき由理】第175~204話
7 【レクィエム/ささきいさお】 第205~226,229話
8 【蜉蝣 かげろう/夏木マリ】 第214話のみ
9 【レクィエム/しまざき由理】 第230~233,235話
10 【ウィング/夏木マリ】 第234,236~248話
11 【遥かなる旅路/ポプラ】 第254~306話
12 【アゲイン/しまざき由理】 第308~354話
12 【アゲイン/インストゥルメンタル】 第355話のみ

【Gメン’75のテーマ/菊池俊輔】<YouTube>

 西部警察

 「西部警察」は、テレビ朝日系でPartIからPartIIIまでの全3シリーズが放送された刑事ドラマです。(1979年10月14日~1984年10月22日:全236話)

放送終了20年後、テレビスペシャルとして「西部警察 SPECIAL」(2004年10月31日)が放送されました。

東京の城西地区を所轄する警視庁西部警察署が舞台であり、捜査課の「大門圭介部長刑事」(渡哲也)と彼の部下たちは「大門軍団」と呼ばれ犯罪者から恐れられ、また時には挑戦すべき対象として名を響かせていました。

そして彼らを見守る捜査課長「木暮謙三警視」(石原裕次郎)の下、強固な意志と絆で武装した男たちは、自らを兵器と化して凶悪犯罪に立ち向かっていきます。

日本テレビ系にて1976年より放送された「大都会」第三シリーズ「大都会 PartIII」の設定・キャスティングなどを継承し、放送局をテレビ朝日に移行して製作された作品。

派手なアクションシーン、銃撃やカースタント、さらには巨額の費用を投じた爆破シーンなどが大人気となり、5年間にわたる長寿番組となりました。

「西部警察」というタイトルは「西部劇のようなイメージの刑事ドラマ」というコンセプトに由来しており、放送開始時の番組広告などには「コンクリート・ウェスタン」と付記されていたそうです。

オープニングテーマは、PartI「西部警察メインテーマ/ホーネッツ」、PartII 、PartIIIは「ワンダフル・ガイズ/羽田健太郎」が用いられ、共にインストゥルメンタルでした。

エンディングテーマは、以下の6つが使用され、いずれも石原裕次郎が歌っています。(リンク先は<YouTube>です。)

1 【みんな誰かを愛してる/石原裕次郎】 「PartI」第1話~第54話,「PartIII」最終話
2 【夜明けの街/石原裕次郎】 「PartI」第55話~第126話
3 【時間(とき)よお前は/石原裕次郎】 「PartII」第1話~第38話
4 【勇者たち/石原裕次郎】 「PartII」第39話~「PartIII」第47話
5 【思い出さがし/石原裕次郎】 「PartIII」第31話のみ
6 【嘆きのメロディー/石原裕次郎】 「PartIII」第48話~第68話

【西部警察メインテーマ/ホーネッツ】<YouTube>

【ワンダフル・ガイズ/羽田健太郎】<YouTube>

 噂の刑事トミーとマツ

 「噂の刑事トミーとマツ」は、TBS系を中心に1979年から1982年の毎週水曜日20:00から放送されていたアクションコメディ刑事ドラマです。

第1シリーズは1979年10月17日~1981年3月25日、第2シリーズは1982年1月13日~1982年12月22日に放送され、全106話でした。

外見も性格も対照的な2人の刑事、警視庁富士見署捜査課の岡野富夫(トミー)と松山進(マツ)のコンビが、時には衝突し時には協力しながら事件を解決まで導いていくというストーリー。

当時日本の刑事ドラマでは「太陽にほえろ!」や「特捜最前線」などの、刑事や犯人の人間模様を描く群像劇が主流となっていました。

その一方、当時の海外ドラマでは若い刑事がコンビを組んだいわゆるバディ(相棒)作品が多く作られており、TBSにおいてもアメリカの「刑事スタスキー&ハッチ」が放送されて人気を博していました。

「噂の刑事トミーとマツ」は「刑事スタスキー&ハッチ」をモチーフに作られた日本の刑事ドラマにおける「バディ作品の元祖」と言え、バディ作品はその後「あぶない刑事」や「相棒」等、刑事ドラマの一ジャンルとして定着し数々の名作を生み出すことになりました。

毎回クライマックスの戦闘シーンで怖じ気づいてへたり込むトミー(国広富之)にマツ(松崎しげる)がブチ切れて、「こんな事が怖くて刑事が出来るか! お前なんか男じゃない、おんなおとこで十分だ! おとこおんなのトミコー!」と怒鳴りつけると、トミーがその言葉に発奮して強くなり、悪党どもを瞬殺すると言うお決まりの展開でした。

この変身は回を追うたびにどんどんエスカレートし、当初は凄腕刑事レベルに変身という程度だったのが、回を追うごとに耳をピクピクと震わせ、特撮ヒーロー並みの運動神経と格闘技を使うとてつもなく強い男に人格が変身するというキャラクターとなりました。

まれに、マツ以外の人物が「トミコー!」と叫んだことで変身したケースもあり、トミー自身が言った「トミコー!」が、こだまして自分に返ったり、本人がつぶやいただけで変身したこともあります。

また、マツの場合も「おとこおんなのマツコー!」と呼ばれると鼻がピクピク動き戦闘能力が上がりました。

その意味ではワンパターンでしたが、当時のちびっ子たちに大人気で、もちろん私も大好きなドラマでした。

オープニングテーマはオリジナルのインストルメンタルであり、「第1シリーズの43話まで」「第1シリーズの44話以降」「第2シリーズ」の3つの期間で微妙にアレンジが異なっています。

エンディングテーマは以下の3つの楽曲が用いられました。

1 【ワンダフル・モーメント/松崎しげる】 第1シリーズ第1話~43話
2 【マイ・ラブ/松崎しげる】 第1シリーズ第44話~65話
3 【愛の静けさ/松崎しげる】 第2シリーズ第1話~第41話

【ワンダフル・モーメント/松崎しげる】<YouTube>

 キイハンター

 「キイハンター」は、国際犯罪者の天国・スパイの甘い猟場ともいわれる大都会東京に、架空の国際警察特別室を設定して、室長の村岡だけが知っている6人の「キイハンター」が平和をおびやかす組織・陰謀・さまざまな悪と戦うというストーリー。

ラストのどんでん返しを含むストーリーや絶妙のチームワーク、千葉真一のアクション・スタントで大ヒットしました。

放送は毎週土曜日21:00からであり、最盛期には視聴率は30%を越えていました。(1968年4月6日~1973年4月7日:全262話)

警察の手には負えない事件を解決する「キイハンター」は、当時としては外国人の出演者も多く、国際色豊かで世界で起こる犯罪・政争をテーマにし、放送当時の日本のテレビドラマとしては他に類を見ない壮大なスケールを持っていました。

大ヒットにより当初1年の放送予定が5年に延ばされ、モチーフも刑事ドラマ・コメディ・サスペンス・西部劇・チャンバラ・冒険・ホラー・ミステリーなどが加えられ、複合的に組み合わせた作品も放送されるなど、内容はバラエティに富んだものとなりました。

レギュラー全員が揃うのは稀で、レギュラーのうち数名が登場してストーリーが展開していくのが「キイハンター」の特徴であり、「今週は誰が活躍するのか?」という興味も作品のポイントでしたが、それだけ各キャラクターが魅力的であり、彼らが見せる絶妙のチームワークは、当時の視聴者の憧れの対象となっていたと言われています。

当初はモノクロ放送でしたが、第105話(1970年4月)よりカラー放送となりました。

海外ロケはアメリカ占領下の沖縄(1968年)、ハワイ(1970年)で行われました。

海外でも放送され、ブルース・リーやジャッキーチェンにも影響を与えたと言われています。

また、「キイハンター」のエピソードは、のちに放送される「Gメン’75」でもいくつかリメイクされています。

オープニングテーマソングは「非情のライセンス/インストゥルメンタル」、エンディングテーマソングは「非情のライセンス/野際陽子」が全期間を通して使用されました。

【非情のライセンス/野際陽子】<YouTube>

 非情のライセンス

 「非情のライセンス」はNETテレビ系(現テレビ朝日)で毎週木曜日22:00から放送されていた天知茂主演の刑事ドラマです。

第1シリーズから第3シリーズまで放送され、全202話が制作されました。(1973年4月5日~1980年12月4日)

あえてはみだし刑事を集める為に創設された「警視庁特捜部」に所属する会田刑事(天知茂)が型破りな捜査方法で悪と戦う姿を描くハードボイルドな刑事ドラマです。

クールな反面、熱くなると上層部の命令を無視して暴走する会田健刑事を天知茂が熱演し、高い人気がありました。

オープニングテーマは以下の2つの曲が用いられましたが、「非情の街/天知茂」は「非情のライセンスのテーマ」に歌詞をつけたものでした。

1 【非情のライセンスのテーマ/渡辺岳夫】 第2シリーズ52話から63話以外の全期間
2 【非情の街/天知茂】 第2シリーズ52話から63話

エンディングテーマは「昭和ブルース/天知茂」が全放送期間に渡って使用されました。

【非情のライセンスのテーマ/渡辺岳夫】<YouTube>

 大都会

 「大都会」は、1976年1月から1979年9月にかけて日本テレビ系で毎週火曜日21:00から放送された刑事ドラマです。

全3シリーズ(全132話)が放送され、1962年の会社設立以来、映画制作を中心に置いていた石原プロが、初めて本格的にテレビドラマ制作を手掛けた作品です。

「PartI」(1976年1月6日~1976年8月3日:全31話)、「PartII」(1977年4月5日~1978年3月28日:全52話)、「PartIII」(1978年10月3日~1979年9月11日:全49話)の3つのシリーズは、渋谷地域を管轄する架空の警察署「城西警察署」を主な舞台とし、黒岩頼介刑事(渡哲也)を主人公としている点は共通していますが、各シリーズ毎にほぼ完全に独立した世界観を構築しており、作品カラーも大きく異なるのが特徴と言えます。

「PartI」では社会性が強い内容であり、主に識者層から高い評価を得ていたものの、視聴率は低迷しました。

「PartII」では、その点を踏まえて銃撃戦やカースタントなどのアクションシーンを前面に出した内容が人気を博しました。

さらに「PartIII」では、大掛かりな爆破やカースタント、自動小銃やバズーカ砲などを用いたアクションシーンは「PartII」以上にスケールアップが図られ、全3シリーズ中最高の平均視聴率を記録しました。

「大都会」は「PartIII」終盤時点でも依然として平均視聴率は20%を超える人気がありました。

しかし、石原プロはかねてより「大都会」よりもさらにスケールの大きな作品を望んでいましたが、日本テレビは内部の事情により番組の続行を断念せざるを得ず、「大都会」は「PARTIII」を最後に局を変えて「西部警察」へと発展していくことになります。

各シリーズのオープニングテーマは以下の通りで、「PARTIII」のものが最もよく知られているんじゃないでしょうか。

1 【大都会のテーマ/ゼロ座標】 PartI
2 【大都会PartIIテーマ/GAME】 PartII
3 【大都会PartIIIのテーマ/高橋達也と東京ユニオン】 PartIII

エンディングテーマは「PartI」では設定されておらず、「PartII」は「ひとり/渡哲也」、「PartIII」は「日暮れ坂/渡哲也」が用いられました。

【大都会PartIIIのテーマ/高橋達也と東京ユニオン】<YouTube>

 熱中時代・刑事編

 「熱中時代・刑事編」は、日本テレビ系で毎週土曜日21:00から「土曜グランド劇場」枠で放送された刑事ドラマです。(1979年4月7日~1979年10月6日:全26話)

主演は水谷豊で、同シリーズで人気作であった「熱中時代・先生編」とは設定を一新した別世界の作品であり、人物や世界観のつながりは一切ありません。

水谷豊は、このドラマで共演し劇中でも結婚をするミッキー・マッケンジーと、ドラマ終了後(1982年)に1度目の結婚をすることになります。

オープニングテーマは「カリフォルニア・コネクション/水谷豊」で、これは水谷豊の代表曲であるとともに、1979年を代表する1曲にもなりました。

「熱中時代・刑事編」の好調なヒットに伴い、シングルも65万枚(オリコン)を売り上げる大ヒットとなり、ザ・ベストテンでは12週連続で10位以内にランクインし、4週連続で1位を獲得しました。

【カリフォルニア・コネクション/水谷豊】<YouTube>
 

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