tanteinikki-A005
前回まで風水のお話をしました。次にパワースポットについてお話していきたいと思います。まず第1回目は「パワースポットとは何?」というところから始めます。ちょっとまどろっこしいかもしれませんが、言葉の定義を知るということは、その後の話の展開を分かりやすく、それでいて深くすることに役立ちますので、少しお付き合いください。

パワースポットとは

powerspottoha
パワースポットは、「エネルギースポット」や「気場」「スピリチュアル・スポット」「スピリチュアル・サンクチュアリ」などという呼ばれ方もします。

地球上に存在する特別な「場」のことを指して言いますが、「大地のチカラがみなぎる場所」「大地のエネルギーを取り入れる場所」「大地に由来する何がしかの特別なチカラを感じる場所」という説明もなされています。

世界中にあるものですが、日本には特にそれが多く集まっていると言われています。

パワースポットは和製英語であり、言葉は新しいものですが、人は古代から「大地に何がしかのチカラがあり、それが温泉のように噴出する場所がある」と考えてきました。

そして「そこへ行くだけで、本来は厳しい修行の成果として得られる何らかのチカラを獲得することができる」と理解され、そういう場所が聖地とか霊場とか呼ばれていたようです。

パワースポットという考え方の根本にあるのは「自然崇拝」であり、だからこそ古来から自然崇拝をしてきた日本人には、新しい造語であるパワースポットという概念が特に受け入れられやすかったのでしょう。

「お伊勢参り」「熊野詣で」「出羽三山詣で」などにもみられるように、パワースポットという言葉が出現するはるか以前から、ほぼ同じ概念のことが、日本人の生活や文化の中に存在しています。

その意味では「造語」というよりも、「言い換え」と言った方がいいかもしれません。

パワースポットという言葉が、日本で初めて使用されたのは1990年代初めごろで、超能力者を自称する清田益章という人物が「大地のエネルギーを取り入れる場所」という意味で「パワースポット」という言葉を使ったのが始まりです。

2000年代に入ると江原啓之や美輪明宏などにより「スピリチュアル・ブーム」が起き、風水やスピリチュアリズムに対する一般の人たちの興味が一気に高まり、パワースポット巡りなどが大流行することになります。

その流れを象徴するように、2006年に秋川雅史の「千の風になって」が大ヒットを記録します。紅白歌合戦にも出てましたが、もう10年も前のことなんですね。

パワースポットと呼ばれる場所に、どうしてそんなチカラがあるのかについては、さまざまな解説がなされています。

「地磁気が強いほど、そのチカラが強い」とも言われており、地球の持つ地磁気によるものであるとする説が、その説明としてよく使われています。

また、Dr.コパこと小林祥晃などは、風水からのアプローチで、風水における「龍穴」「龍脈」というものと同一の概念としてパワースポットを説明しています。

伊那市の公式サイトでは、「パワースポットでは気の力で放射性崩壊が引き起こされ、放射線が出るため、これが健康に良い」と説明され、放射線由来であると主張されているようです。

楢崎皐月は『静電三法』(1958)という著書の中で、土壌の中なかに電位差が生まれ、その電位差によって土地自体がパワーを持つと言っています。

これら以外にもさまざまな解説がなされており、いったい何がパワースポットのチカラの由来なのかは百家争鳴の状態です。ですが、「パワースポットと呼ぶべき場所がある」という点では一致しているようです。

パワースポットは急激にブームになったので、パワースポットと呼ばれる場所を巡り歩く「パワースポット巡り」によって、パワースポットと呼ばれている場所や神社仏閣などが、かなり荒らされる事態となりました。

ブームの立役者であった江原啓之は、ブーム自体は悪いものではないとしながらも、「スタンプラリーみたいな」パワースポット巡りについては批判的でありましたし、神道界や仏教界からも、信仰の伴わないパワースポット化は神社仏閣にとってよくないし、オカルト化にもつながるという声がありました。

それらはブームに対する単なる「ゆりもどし」であるとも言えますが、無神経で無作法な人々が多数押し寄せたことも事実のようです。その人たちが、パワーをもらえたとは思えないですね。

「場」に対する敬意や、大切にする気持ちのようなものが、やっぱり必要なんじゃないでしょうか。パワースポットがもし人間だったら、「パワーあげない!」って言われそうです。

 イヤシロチ/ケガレチ

iyashirochi
イヤシロチやケガレチというのは、楢崎皐月(1899~1974)という科学者が名付け親で、彼は1950年~1960年にかけて日本各地で大がかりな実地調査を行いました。

それによって、「良い土地と悪い土地」があり、経験的にそれが作物の育成と関係しているという農民たちの話を、科学的に実証しようとしました。

それらの調査結果を整理した上で、「植物生成の優勢地優性地で、人間の健康地でもあり、物質の耐久性を付与する地帯である地域を『イヤシロチ』、植物生育の劣性地帯で、人間に不健康な土地でもあり、物が腐りやすく壊れやすい地帯である地域を『ケガレチ』」と称し、それらには環境上や立地上の条件が関係していると、その著書の中で主張しました。

要するに、「イヤシロチ」とは、快適で居心地の良い環境であり、活性化された空間のことを指します。マイナスイオンが豊富に存在し、地磁気が高くて還元電位場(酸化して劣化したものを元に戻す働きがある)であり、ミネラルもバランスよく豊富に存在するとされています。

土地の自浄能力も高く、その結果、空気が清々しく清らかになり、体はリラックスし、心も穏やかになります。「ケガレチ」は、この逆の説明がされます。それが場所の持つ吉凶とからめて語られるようになりました。

つまり、パワースポットとはイヤシロチのことであり、古くからある神社仏閣や聖地の類は必ずと言っていいほど、イヤシロチに建てられていると言われています。

現在では、イヤシロチの研究が進み、イヤシロチではない場所を、イヤシロチ化してしまう方法も存在しています。

よく知られている方法のひとつが、炭やセラミックなどの炭素質、あるいは、善玉微生物などの自然の素材を用いてイヤシロチ化する方法で、これらの方法は今では土地改良の方法として一般的に行われるまでになりました。

船井総研の船井幸雄は、「どのような手法であれイヤシロチ化をすると、人間は生きやすく、住みやすく、商売もしやすくなり、動植物も喜ぶというのは、まちがいないと断定していい」と主張し、多くの経営者にも影響を与えました。

有名な金運神社である山梨県の新屋山神社奥宮(あらややまじんじゃおくみや)や石川県の金釼宮乙剱社(きんけんぐうおとつるぎしゃ)なども、船井がインタビューの時にイヤシロチとして紹介し、「お金に困りたくなかったら、この2つの神社に行くとよい」と話したところから、瞬く間にうわさが広がり、大人気のパワースポットとなりました。

ゆこゆこで温泉に入ろう!

クチコミだけで女性に大ヒット中!「金運」の実現を強力にサポート

日本一当たる売り場で宝くじの購入代行【ドリームウェイ】